G大阪・倉田秋、今季初の逆転星導く同点ゴール「使い続けてくれているからこそ熱いプレーを、と思っていた」

明治安田J1第24節第2日(20日、G大阪2-1川崎、パナスタ)

熱さを体現したシュートで、逆転へのボルテージを一気に高めた。G大阪のMF倉田秋(36)が前半終了間際の同点弾で今季初の逆転勝利を導いた。

「スタメンで使い続けてくれているからこそ熱いプレーを、と思っていた。その部分で今日は出せていたと思う」

2戦続けて左サイドで先発した倉田は中央に入ってボール回しに参加。チームのテンポを作り、前半9分に先制を許した後も主導権を握った。前半の終了間際に宇佐美のクロスのこぼれ球を拾って右足を一閃。同点に追いつくと、3万1898人が入ったパナスタが揺れた。

「絶対決めなあかんシーンやった。俺のゴールも2点目も、ゴール前に2,3人入っていけばああいうこぼれ球や貴史のスルーみたいなチャンスも増えてくる。あそこまで走ることが大事やなって再確認させられました」。走力と泥臭さが大きな結果につながった。

16日の天皇杯でともに敗退を喫した両チーム。リバウンドメンタリティーが問われる一戦で倉田は「みんなやらなあかんことはわかっていた。それを出せただけ」と語った。リーグ戦では5日の大阪ダービーに続く連勝で、ホームの川崎戦は2023年から3連勝。サポーターに笑顔を届け「勝ってああやって笑顔で喜んでくれる姿がうれしい」と笑った。

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