G大阪はFW宇佐美が今季はリーグ戦初の逆転勝ちを演出「自信になるきっかけになればいい」
◇明治安田J1リーグ第24節 G大阪2―1川崎F(2025年7月20日 パナソニックスタジアム吹田)
【写真あり】宇佐美の妻が素顔を激白 理解不能なゲン担ぎとは…
G大阪が今季初めての逆転勝ちで勝ち点を34に伸ばした。
120分戦ってPK負けした天皇杯・山形戦から中3日。メンタルが回復しきってない中で前半9分にDFのマーク甘くなったところを突かれて先制点を許した。キャプテンのFW宇佐美貴史(33)は「ダメージ食らいそうな失点で、普段ならガクッといっちゃうようなところ」と振り返ったが、前半アディショナルタイム3分の最後のプレーで宇佐美はカウンターで前に出た。FWウェルトン(27)に縦パスを出すと、ウェルトンは中央へクロス。相手DFのクリアミスをMF倉田秋(36)が豪快に右足で同点弾を決めた。前半のうちに追いついたのが勝因につながった。
後半12分の決勝弾も宇佐美が演出した。FWウェルトンのクロスをスルーしてフリーになっていたFWデニス・ヒュメット(28)の決勝弾を導いた。「最初からスペース空けようと思って走っていたのはあったし、ウェルトンは自分にパスを出してくれた。後ろに秋君かデニスがいるのは分かっていたしスルーすれば…。相手のホームの(ゴールの)印象から過剰についてくるなという思いもあったんで、任せたという感じです」と冷静に川崎F守備陣の動きを見て決めたプレーだった。
「何とか全員でひっくり返したのは大きかった。底力というか、自分たちの自信になるきっかけになればいい」と主将らしい言葉で結んだ。



