J1・G大阪は3失点完敗 加入後初敗戦の安部柊斗、対京都の形示せず「試合でできないと意味がない」

明治安田J1第22節第2日(28日、京都3-1G大阪、サンガS)G大阪は3失点を喫して敗戦。新加入選手として6月にメンバー入り後、初敗戦となったMF 安部柊斗(27)が敗戦を振り返った。

思い描いたプランは現実になることなく終わった。安部は「戦術どうこうよりサッカーの根本である球際、セカンドボールで負けてしまったことが敗因」としつつ、この試合まで積み上げた準備が不発に終わったことを明かした。

「京都対策としてビルドアップの練習などもしてきたが、それがひとつも出ずに終わってしまった。練習でできても試合でできないと意味がない。自分たちを信じて勇気を持って出さないといけない」

この日、安部はMF鈴木と中盤を形成。中央を主戦場とするMF満田が左サイドで先発し、ポヤトス監督は前半の布陣について「インテンシティを保ちたい狙いがあった」と意図を説明した。ただ、狙いの強度は出せず立て続けに2点を奪われる展開に。安部は前半について「(鈴木)徳真くんがバランスを取って自分が前目でということだったんですけど、うまくいかずブロックを組まれて、なかなか打開策を見つけられず前半が終わってしまった」と振り返った。

後半は選手2人を入れ替え、中盤を厚くしてウイングを左のFWウェルトン1人にする変則的な布陣に変更。攻勢に転じたかったが、先に3点目を奪われてまたも後手を踏んだ。後半について安部は「何か変えないとというところで意図を感じた。ハーフタイムも士気は上がっていたが、行くぞという時に先に点を取られてしまった」と失点を悔やんだ。

チームとしての形をなかなか示せない敗戦を経て、7月5日にはC大阪との大阪ダービーを迎える。これが加入後初めての大阪ダービーとなる安部は「ダービーは負けられない。サポーターのために勝ち点3と戦う姿勢を見せたい」と力を込めた。

https://www.sanspo.com/

Share Button