三重、格上G大阪に先制も逆転負け…間瀬秀一監督「差を痛感できたことが一番ポジティブ」

◆第105回 天皇杯▽2回戦 G大阪2―1ヴィアティン三重(18日・パナソニックスタジアム吹田)

JFLの三重は、G大阪に逆転負けを喫して敗退となった。

前半から守備時に「5―4―1」を敷き、引いて守る展開で決定的なシーンを作らせなかった。0―0の後半11分、左サイドからのクロスをFW大竹将吾が頭で合わせて先制に成功。見事な試合運びで先手を取ったが、その2分後に同点に追いつかれると、同22分に逆転されて敗退した。

試合後、間瀬秀一監督は「J1クラブとの差が、本来体の強さやスピードなどと思っていたが、そこではなくて。戦ってみれば頭の中、脳や神経系など判断や反応の早さがガンバ大阪の選手たちの方が上回っていた。今日、この差を痛感できたことが自分たちにとっては一番ポジティブ」と総括した。戦術としては、普段通り積み重ねてきたものを出すこと、「2対1」の場面を攻守において作り出すということを掲げて挑んだこの一戦。後半3分には相手の最終ラインからスピーディーにゴール前まで迫られたが、FWデニスヒュメットに2人がかりで対応している時間でエリア内に5人戻ってくるというシーンもあった。やるべきことができたところや、先制点も奪ったからこそ「勝ちに来ましたし、勝てるかもしれないという展開だったという思いがあったことは、唯一我々のポジティブ面だったかもしれない」と悔しさをにじませた。

「優勝、昇格を狙っているリーグ戦につながるかどうかは分からない。けど、つなげないといけない。通用しなかったことが私を含めて選手、スタッフ、一人一人が目を向けてリーグ戦につなげないといけないと思っている」と指揮官。この敗戦を、余すところなく生かす。

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