Jリーグ最強のFWは誰だ!? 能力値ランキング4位。シュート技術はピカイチ! 攻撃に変化をもたらすフリーローラー

明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、FWを本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。(選定・文:河治良幸)

4位:宇佐美貴史(うさみ・たかし)

生年月日:1992年5月6日

所属クラブ:ガンバ大阪

能力値:81(攻撃力85、テクニック100、スピード70、パワー75、守備力75)

スペシャリティ(特殊能力):高精度のシュート

ガンバ大阪のエースであり、チームをまとめるキャプテンでもある。ボールテクニックと攻撃センスにかけてはJリーグでも飛び抜けたものがある。前を向いてボールを持てば、危険な仕掛けやパスを繰り出し、ガンバにゴールチャンスをもたらす。

攻撃的なポジションであれば、どこでもこなせるが、宇佐美貴史のプレー自体はフリーロールに近く、前線でもサイドでも、トップ下でも基本スタイルは変わらない。自由に動きながら良い形でボールを引き出し、アクセントになるというスタンスであるため、どちらかといえば、周りの選手がどう生かし、生かされるかが得点の鍵になる。

シュートの技術はトップクラスの外国人FWにも引けを取らないほどで、ほぼ狙い違わず枠内の角を捉えられる選手は宇佐美の他にあまり見当たらない。昨年はリーグ戦12得点8アシストという成績で、三冠を獲得した2015シーズンの19得点6アシストには及ばないものの、素晴らしいシーズンを送った。

今シーズンはやや大人しいスタートだったが、徐々にパフォーマンスを上げてきており、新助っ人外国人デニス・ヒュメットとの縦のコンビも板に付いてきた。基本的にはスタメンで90分出ることにより本領を発揮できるタイプだが、過密日程でのフル稼働は難しいため、宇佐美がフルシーズン戦い抜くためにも、ダニエル・ポヤトス監督のマネジメントが問われてきそうだ。

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