両サイドバックで生んだ決勝点…G大阪DF米倉「追加点が大事」 ゲキサカ 5月21日(木)7時30分配信

[5.20 ACL決勝トーナメント1回戦第1戦 FCソウル 1-3 G大阪 ソウル]

ガンバ大阪の決勝点は後半29分、2ゴールを挙げたFW宇佐美貴史ではなく、今季公式戦初ゴールとなったDF米倉恒貴から生まれた。

途中出場のMF倉田秋が左サイドでタメをつくって左サイドバックのDF藤春廣輝の上がりを待つと、FCソウル3選手の間を抜くスルーパスを送る。一度中 を見た藤春はファーサイドへのクロスを選択。「ヨネとは目が合って、いい感じに裏に蹴れた。完璧やった」と藤春が自賛したボールは、右サイドを駆け上がっ ていた右サイドバックの米倉の右足が捉える。宇佐美の先制点に続くボレーシュートがG大阪のスコアに「2」を刻んだ。

「フロンターレ戦もそうだったんですけど、追加点が大事だというのがチームであった」とAFCチャンピオンズリーグでの初ゴールを決めた米倉は、2点目の 重要性を説く。米倉が指摘する16日のJ1第1ステージ第12節・川崎F戦(1-1)も、宇佐美のゴールで先制。しかしその後、追いつかれてドローに終 わっている。「逆サイドバックがボールを持ったときは普段は上がらないんですけど、『いける!』と思ったらいっていいと監督に言われていた」。米倉の大胆 な判断がチームを救った。

5月17日に誕生日を迎えた米倉にとって、27歳になってはじめての試合でゴールとなった。まさに攻守にわたっての活躍となったが、負傷を抱える足は 「騙し騙しやっている状態」。誕生日前日の16日川崎F戦で復帰したばかり。「試合に出ればコンディションは上がるので。今日はこの間(川崎F戦)よりし んどくはなかったですし、試合を重ねてどんどんよくなっていければと思います」。アジア、国内を並行して戦うG大阪にとって、米倉の復調は明るい材料とな るはずだ。

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