アルビレックス新潟の苦手クラブは? J1ワースト相性ランキング2位。約10年間で1勝…。明確に苦手としているのは?
Jリーグが誕生してから30年以上が過ぎ、各クラブは後世に語り継がれるような戦いの歴史を紡いできた。戦績が積み重なると、自然と「得意なクラブ」「苦手なクラブ」という傾向が表れてくる。そこで今回は、アルビレックス新潟にフォーカス。各チームとの通算対戦成績から1試合あたりの平均獲得勝ち点を算出したJ1相性ランキングを紹介する。
※通算対戦成績は『J.LEAGUE Data Site』を参照。現行ルールに合わせて、勝ち(Vゴール含む)=勝ち点3、引き分け=勝ち点1、負け=勝ち点0で計算。並んだ場合は1:勝利数、2:得失点差、3:総得点で順位を決定(対戦が通算10試合未満のチームは除外する)。データは1993~2024シーズンまでのJ1リーグに限る。
2位:ガンバ大阪
平均勝ち点:0.9
J1通算対戦成績:30試合6勝9分15敗
得失点:36得点57失点
アルビレックス新潟のJ1ワースト相性ランキング2位には、ガンバ大阪がランクインした。1位とは対戦成績の部分で大きく差があるが、新潟にとってガンバも難敵である。
両者がJ1の舞台で最初に対戦したのは、2004年のこと。新潟は1stステージでは1-4、2ndステージでは3-6と大差をつけられて敗れている。
ただ、リーグ戦での初対決こそ出鼻をくじかれたものの、その後は新潟が五分五分の戦いを繰り広げている。
2005シーズンから2012シーズンまでの間に、新潟はガンバとJ1で16回対戦し、その内訳は5勝6分5敗だった。この時期のガンバは西野朗監督の下で黄金期を築いており、リーグでは上位3クラブの中にいることも多かったが、新潟が勝負強さを見せている。
しかし、ガンバがJ2とJ1の連続優勝を果たした2014シーズンからは、新潟にとっては歯がゆい時期が続くことになる。2017年にJ2降格が決定し、2023シーズンに再びJ1の舞台へ復帰した新潟は、2014シーズンから昨季までにJ1で12試合戦っているが、白星はたったの1つ。1勝3分8敗と、ガンバが明確に優位に立っている。
ランキングには反映されていないが、今季は第7節で新潟対ガンバのカードが実現し、最終スコアは3-3と乱打戦となった。第32節に再び対戦する予定となっているが、新潟は近年の相性の悪さを払拭することができるだろうか。



