◆明治安田　Ｊ１リーグ▽第１０節　Ｇ大阪２―０名古屋（１２日・パナソニックスタジアム吹田）

Ｇ大阪がＦＷイッサムジェバリの１ゴール１アシストの活躍でリーグ戦５試合ぶりの白星を獲得した。

この試合は直近の２試合で敷いたシステム「４―４―２」ではなく、「４―２―３―１」で挑んだ。前半からしっかりとボールを保持し、相手を崩す形を探っていく。中盤付近まででピンチの芽を摘むシーンも多く、ラインを高く保って敵陣で多くの時間をプレーした。得点には至らなかったがピンチを迎える場面も少なく、０―０で前半を終える。

後半は１８分、ＭＦファンアラーノのスルーパスにイッサムジェバリが絶妙なタイミングで抜け出す。ペナルティーエリア内で切り返して相手ＤＦを２人振り切ると、狙い澄ましたシュートは、ゴール右のサイドネットへ吸い込まれていった。チーム３試合ぶりの得点で先制。スタジアムも大歓声に包まれた。すると３１分にはＭＦファンアラーノがエリア左から右足を振り抜いた。ニアサイドを狙ったシュートはポストにはじかれたが、詰めていたイッサムジェバリが回収。冷静に中へ折り返すと、４試合ぶりにスタメン復帰を果たしたＦＷ山下諒也がゴールへ流し込み、追加点を獲得した。

そのままのスコアで試合は終了した。終始ボールを保持し続けたＧ大阪が勝利をつかみ、本拠地に詰めかけた２８０７４人のサポーターと勝利を喜んだ。

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