ジェバリが1G1A! G大阪が2発でリーグ戦5試合ぶり白星…名古屋は今季2度目の連敗で最下位転落の危機に

明治安田J1リーグ第10節のガンバ大阪vs名古屋グランパスが12日にパナソニック スタジアム 吹田で開催された。

【動画】ジェバリが圧巻1G1A!

直近リーグ戦4試合未勝利中の14位のG大阪と、前節敗れて3連勝を逃した19位に沈む名古屋の一戦。負の流れを断ち切りたいG大阪は、前節に0-1で敗れた柏レイソル戦から先発メンバーを2人変更。美藤倫、デニス・ヒュメットに代えて、鈴木徳真、山下諒也を起用した。一方、名古屋は、1-2で敗戦を喫した前節の湘南ベルマーレ戦から3人を変更。加藤玄、内田宅哉、森島司に代わり、椎橋慧也、小野雅史、和泉竜司が先発のピッチに立った。

試合は両チームともに決定機の少ない序盤を過ごす中、24分にホームのG大阪がチャンスを創る。ボックス左手前でパスを受けた満田誠のゴール前へのクロスにイッサム・ジェバリがニアサイドで反応。手前でワンバウンドするボールに上手く右足を合わせたが、わずかにゴール左外へと逸れて先制点とはならない。

前半終盤に差し掛かってもゴールに迫るのはG大阪。30分、中盤でパスを受けたネタ・ラヴィが巧みに反転すると、横パスを受けた黒川圭介がボックス手前やや左から左足を振り抜くが、ゴール右外に。

すると44分、G大阪に前半最大の決定機が。満田のスルーパスを受けた山下がボックス内に侵攻し、GKのタイミングをずらしてシュートを放つが、ここはGKシュミット・ダニエルに軍配。さらにこぼれ球をファン・アラーノ、最後はI・ジェバリの折り返しを鈴木が押し込もうとしたが、どちらも名古屋守備陣の身体を張ったディフェンスに阻まれた。

ゴールレスで試合を折り返すと、ここまで劣勢の名古屋が中山克広と浅野雄也に代えて、三國ケネディエブスと森島司を投入し、流れを変えようと試みる。

それでも変わらずG大阪に好機。52分、黒川のくさびから満田が狭いスペースの中からスルーパスを供給。ボックスやや左に走り込んだI・ジェバリが左足でシュートを放つも、ここもGKシュミット・ダニエルが立ちはだかる。

ここまで幾度もゴールに迫るも、名古屋の牙城を崩せなかったG大阪だが、63分に待望の時。ネタ・ラヴィが見事なキープから中盤を突破し、縦パスを受けたファン・アラーノがボックス内左へラストパス。走り込んだI・ジェバリが切り返しから2人をかわし、右足で右サイドネットに突き刺した。

ついに先制点を奪ったG大阪はさらに76分、J・アラーノがボックス左から右足を振り抜く。これは左ポストに直撃するも、こぼれ球に反応したI・ジェバリが折り返し、最後は山下諒也が落ち着いて流し込んだ。

これで2点差としたG大阪はこのリードを最後まで守り抜いて試合をクローズ。2-0で名古屋を下し、5試合ぶりの白星を飾った。一方の名古屋は今季2度目の連敗。明日13日に行われるアルビレックス新潟vs横浜FCの結果次第では、最下位に転落する可能性がある。

https://www.goal.com/jp

Share Button