G大阪 来日から約1か月のFWデニスヒュメット、よりよい連携に必要なことは「お互いの癖を知ること」

J1のG大阪が11日、大阪・吹田市内のグラウンドで非公開練習を行った。3月上旬にスウェーデン1部ユールゴーデンから新加入したFWデニスヒュメットが、12日の第10節・名古屋戦(パナスタ)に向けて取材に応じた。

加入から約1か月がたった。合流後すぐに3月16日の第6節・横浜FM戦(日産ス)で公式戦デビューを果たすと、リーグ戦のここ2試合では新システム「4―4―2」でFWイッサム・ジェバリと2トップを組んでスタメン出場を果たしている。「やっと状況ややり方などいろいろなことに慣れてきた。来日した時は前チームでの試合から1か月くらいたっていた中でフィジカル的にも上げていく必要があった。今はフィジカル的にも好感触」と環境にも慣れ、状態はもう万全だ。

最前線2人がボールを収めながらチャンスはつくる一方、2試合連続得点なし。チームはリーグ戦4試合連続白星なしだ。海外のリーグでのプレーとJでの違いを感じつつ「個人だけでなくチームとしてどう物事を進めていくことが大事。その中で感じているのはお互いの癖を知ること。自分のペースやチームメートの動きなどお互いに詰めていくことが大事。地球の裏側に来てプレーする中で名声の高いリーグでできるのは非常に光栄なことで毎日楽しくて仕方ないが、どういうふうに物事を進められるかはもっともっとブラシをかけていかないといけない」と、より強い連携が必要だと感じている。

根強く持っているのは「初得点は常に狙いたいと思うが、そこではストレスをあまり感じていない。チームが勝つために何ができるかというのが最重要課題。前線の選手として得点が必要なことだとは分かっているが、まずはチームが勝ち点3が積み上げられるかに徹するのが自分に課せられた仕事」という、フォアザチームの精神だ。献身的なプレーとより円滑な連携の先に、初ゴールが待っている。

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