G大阪が終了間際の宇佐美PK弾で引き分ける「勝ち点1を何とか拾って帰れた」
◇明治安田生命J1リーグ第7節 G大阪3―3新潟(2025年3月29日 デンカビッグスワンスタジアム)
G大阪が後半アディショナルタイム7分にFW宇佐美貴史(32)が同点PKを決めて新潟との3―3の撃ち合いで勝ち点1を得た。
試合は新潟ペースで進む。前半18分に新潟が先制。43分にMFファンアラーノ(28)と相手DFが競り合ってこぼれたボールがFWイッサム・ジェバリ(33)につながり、左足シュートで追いついた。後半22分にはジェバリのチャージが相手DFのミスを誘い、MF満田誠(25)から右サイドのファンアラーノを経由してジェバリの2点目が生まれる。勝ち越したG大阪だったが、29分と37分に新潟に立て続けにゴールを許して逆転される。G大阪は相手ミスに乗じて2得点したが、新潟の3ゴールはG大阪を崩しきったファインゴールだった。
宇佐美は後半35分から出場。アディショナルタイムのPKは新潟MF宮本英治(26)のハンドで得たもの。宇佐美は動じることなくGKが跳んだ逆の左隅に同点PKを決めた。今季初ゴールだが、宇佐美は「新潟のサッカーが本当に素晴らしかった。最後、勝ち点1を何とか拾って帰れたかなという印象です」と淡々と話す。「PKはプレッシャーもありましたが、自信のある方に思い切って蹴り込めた。負けなかっただけまだマシと思うので、前向きにポジティブに全員でやっていきたい」と結んだ。今季最多の3得点を前向きにとらえて中3日の4月2日に町田をホーム・パナスタで迎え撃つ。