[3.29 J1第7節 新潟 3-3 G大阪 デンカS] 　J1は29日、各地で第7節を開催した。アルビレックス新潟はホームでガンバ大阪と対戦して3-3で引き分けた。他会場で名古屋グランパスが勝利したことでJ1勢唯一の未勝利となり、最下位に転落している。

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新潟は前半18分、中盤でボールを受けたMF小野裕二がドリブル突破から鮮やかなクロスを供給すると、FW長谷川元希がファーサイドからヘディングシュートを放って先制点を奪った。小野は今節が今季公式戦初出場の中で早速アシストを記録した。

対するG大阪は前半33分に速攻を仕掛けると、MFファン・アラーノのパスを受けたFWイッサム・ジェバリがゴール前からシュート。これはGK藤田和輝にセーブされた。それでも同43分、アラーノのパスが相手に当たってジェバリに繋がってチャンスを迎えるとそのままジェバリがゴールネットを揺らして追いついた。

G大阪は逆転を目指して後半17分、MF倉田秋のスルーパスにMF満田誠が反応してシュートを放ったが、飛び出してきたGKにセーブされた。一方の新潟は同20分、DF藤原奏哉がMF小見洋太をオーバーラップしてパスを受け、ゴール前に折り返す。相手に防がれたボールは長谷川にもとにこぼれたが、シュートは枠の上に外れた。

両チームが2点目を狙う中、均衡を破ったのはG大阪だった。後半22分にジェバリが最前線でプレスをかけて速攻に転じると、ファン・アラーノのクロスをジェバリがゴール左隅に流し込んで逆転に成功した。

ところが後半29分、新潟がすぐに試合を振り出しに戻した。左サイドからDF橋本健人がマイナス方向に鋭いボールを蹴り込むと、MF奥村仁が右足アウトサイドで振り抜かずに面を作ってゴールへ飛ばす巧みなシュートを放ち、同点ゴールを奪った。

さらに新潟は後半37分、MF小見洋太がDF佐々木翔悟の縦パスをカットしてドリブルで持ち運んでクロスを上げる。これをFW矢村健がトラップして相手をかわし、右足一閃。ボールはゴール右隅に決まって逆転した。

新潟は後半アディショナルタイム、桐蔭横浜大から加入したルーキーMF笠井佳祐がJ1デビュー。そのまま勝利を目指したが後半45+5分、FWデニス・ヒュメットのトラップしたボールがMF宮本英治の広がった手に当たってPKを献上。同45+7分、このPKをFW宇佐美貴史に決められて勝利を逃した。

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