“縁起いい競技場”で宇佐美2発!G大阪アウェーで先勝 デイリースポーツ 5月21日(木)6時59分配信

「ACL・決勝トーナメント1回戦、FCソウル1-3G大阪」(20日、ソウル)

16強によるホームアンドアウェー方式の決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、1次リーグF組首位通過の昨季J1王者・G大阪は、ソウルでH組2位の FCソウル(韓国)に3-1で先勝した。G大阪は後半、FW宇佐美貴史(23)が2得点し、DF米倉恒貴(27)も加点した。第2戦は27日に万博記念競 技場で行われる。

見覚えのある赤いユニホームを相手に、G大阪の背番号39が躍動した。後半17分、DF藤春のクロスに宇佐美が右足でダイレクトボレー。「いいところに きた。しっかり当てて決めるだけだった」と、鋭い弾丸がネットに突き刺さった。41分にはドリブルで前へ。「ほぼ1対1だった。いくしかないと思った」。 左足を振り抜き、試合を決めた。

6年前の5月20日、17歳だった宇佐美はACLの1次リーグにクラブ史上最年少で公式戦デビューを果たした。会場は万博だったものの、相手は同じFCソウル。初ゴールも記録した「思い出深い相手」だった。

そして、この日の会場・ソウルW杯競技場は、13歳でユースの世界大会に出場し、優勝した縁起のいい場所だった。「またこういうところでやれて、結果も残せて、気持ちよく帰れるかな」と、感慨に浸った。

アウェーで2発をたたき込み、先勝した。体の数カ所がつり、途中交代した前節のリーグ川崎戦の影響も見せず、最後までピッチを駆け抜けた。8強入りへ、大きなアドバンテージとなったが「次が大事。油断せず」と前を向いた。

08年以来のアジア制覇を目指すG大阪。当時の宇佐美はプロ入り前。憧れた王者ガンバの中心で、ACL3戦連発のエースが輝きを増している。

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