G大阪GK一森純「ゲームの流れを読んで意識した」 唯一、納得がいかなかったのは…

◇明治安田生命J1リーグ第5節 G大阪1ー0清水(2025年3月8日 パナスタ)

G大阪が今季初のリーグ2連勝を飾った。値千金の得点を決めたのはMF山下諒也。2試合連続で主将マークを巻いたGK一森純は細心の注意を払いながら2試合連続のクリーンシートを演出した。

「遠藤(保仁)コーチとコミュニケーションを取る中、ゲームの流れを読んで時間を使うのは意識していた」

前半40分にボールがゴールラインを割った際には両手を交えながら“落ち着け”と怒りのジェスチャー。若干押し込まれる時間だった後半20分には福岡を呼び止めて、DFラインの上下やボールではなくマークを見ることなどの確認をした。試合終盤には「こういう良い流れで1―0で勝っている時ほど相手の一刺しがある。集中力を高く保っていこう」と声掛けして締めた。

会心の勝利だったものの唯一、首をひねったのが1点リードの後半37分だった。FWジェバリが相手DFに倒されたがノーファウルになり、ゲーム主将としてピッチ中央にいた主審にVAR確認を要望しようとしたが「遠くから来たから」と時間稼ぎと取られて警告を受けた。

「…めっちゃ寂しかったですね。危ないシーンでしたし、コミュニケーションを取りたかっただけ。僕は何も言っていない」。普段は異議や文句を言わない冷静な守護神だけに、そこだけは納得ができない様子だった。

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