圧巻パフォーマンスのG大阪MFネタラヴィが決勝アシストを解説「本当は…」 ただ、自身は称えず
◇明治安田生命J1リーグ第5節 G大阪1ー0清水(2025年3月8日 パナスタ)
G大阪が今季初のリーグ2連勝を飾った。値千金の得点を決めたのはMF山下諒也。そしてお膳立てをしたのがイスラエル代表MFネタラヴィだった。
「本当は逆サイドを見ていたんだ。ただ、諒也をマークしていた選手が自分の方に寄ってきた。これは必然的に諒也が空くなと思って」。前半36分、敵陣エリア右サイドでパスを受ける。左サイドに展開しようと考えていたが、土壇場でプレーをキャンセル。体をひねりながら左足で、敵陣エリア内右に走り込んでいた山下にスルーパスを送り込んだ。
守備でも球際の戦いでほぼ勝利。ボールを奪ってからは正確なパスや持ち運びでリズムを作った。「チャンスを見逃さず、相手からボールを奪う。それが自分の特徴でもあるし、その能力を充分に見せられたとは思う。でも、もう過去の話。もっと磨いていく。次に向けて準備していく」。年明けのMFダワンの海外移籍で中盤の守備力低下が危惧されたが、直近2試合のパフォーマンスは秀逸だ。
「ゴールしたのは諒也だよ。あれは彼の能力が生んだゴールだ。僕は別に関係ない。半分くらいはネタ?いやいや、半分じゃない。あっても20%だよ」。2試合連続フル出場。そう饒舌にさせるほどに充実した25年シーズンを過ごしている。