【ガンバ大阪】新たな力とともに。今季初の連勝をサポーターの前で飾る
宇佐美と中谷という攻守のキーマンを欠いたアウェイの東京V戦は、ガンバの意地と新たな可能性が見えた一戦だった。岡山に敗れた直後のアウェイ連戦では後半から投入された満田と佐々木が流れを変え、ジェバリの決勝点で勝ち切ったガンバ。「選手交代で流れが来たし、点を取るべき人が取ってくれた」と黒川も敵地での勝利が持つ意味を語ったが、今季最初の3連戦を総力戦で乗り切った選手たちは次なる戦いに目を向けている。
「チームとして勢いに乗るためには連勝が必要だし、チームの雰囲気も状態も良くなる」。ガンバデビューを飾ったばかりの満田が語るように、上位追撃に向けて清水戦は勝点3の奪取がミッションだ。
今季初の連勝に向けて必要なのは清水の堅守をこじ開けることだ。「今週はブロックの崩し方に着目してやってきた。(清水戦は)ホームでどれだけ自分たちが思い描くプレーを出来るかのチャレンジになる」とポヤトス監督は言う。
前節は変則的な3バックを採用した清水に対して、攻め急ぎは禁物。相手のライン間でボールを受け、攻守で鍵を握る満田も「まずは失点しないことが一番。前節みたいに流れが悪くても失点しなければ、後半に盛り返すことは出来る」と90分を通じてのマネジメントを意識する。
清水は昇格組で、J1では2022シーズン以来の対戦となるが、開幕から2勝2分と負け知らずで5位につけている。秋葉監督が落とし込んできたスタイルはハードワークによる堅守だが、開幕から2試合を無失点で切り抜けており、総失点はわずかに2。セットプレー2発でしか失点していない、その堅守をこじ開ける上で必要になるのはチーム全体が共通認識を持った崩しを心がけることだが、ガンバにとって心強いのは、満田の存在だけでなく、前節決勝ゴールを決めたジェバリの存在だ。「怪我もなく、今季はここまでやれているし、コンディションも良い。満田はボールを供給してくれるし、CFとしての自分にボールが入って来る」と満田との連携にも自信を見せるジェバリだが「ホームで得点したいし、その準備はできている」と2戦連発を意識する。
前線にも北川や乾、ドウグラス タンキら警戒すべきアタッカーは揃っているが、とりわけ封じるべきは中盤で攻守のリズムを作り出すマテウス ブエノである。「前節も森田選手をしっかりと抑えてくれた」と守備面での満田の役割にも期待感を見せるポヤトス監督だが、ガンバでの初先発に燃える佐々木も最終ラインで気合十分だ。清水とはJ2の千葉時代に対戦済み。「乾選手とか上手い選手がいるが、自分たちが攻めている時のリスク管理をしたい」と清水の速い攻めを警戒する。
万全のチーム状況ではないが、だからこそホームでは勝利が不可欠。「この先怪我人が戻ってきたら、また強いガンバを取り戻せる。それまでは僕らが繋いでいきたい」と山下は言い切った。
新戦力の存在も追い風に、ガンバがホームで連勝だけを目指す。
新戦力の存在も追い風に、ガンバがホームで連勝だけを目指す。