G大阪を後半の反攻に導いた満田誠の上々デビュー…「今日の試合でチームの一員になるとしてはよかった」
満田誠が後半から出場で攻撃を活性化
ガンバ大阪の満田誠が2日に味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第4節の東京ヴェルディ戦後、取材に応じた。
G大阪にとって、2試合ぶりの勝利がかかった一戦。大黒柱で主将の宇佐美貴史が新たにメンバー外になり、今節も欠場の中谷進之介を含め、攻守の軸が不在という厳しい台所事情だったが、前半を凌いで後半の反攻に繋げると、1-0の勝利で2試合ぶり白星を手にした。
85分にファン・アラーノのクロスから決勝ヘッドのイッサム・ジェバリが殊勲者だが、その後半の盛り返しに大きく貢献したのが新天地デビューの満田だ。3日前にサンフレッチェ広島から加入したばかりだが、後半からの出場でG大阪に勢いをもたらした。
トップ下のポジションで活動量を多くしながら、ジェバリの後ろでボールを受けては展開し、セットプレーのキッカーも任されたG大阪でのデビュー戦。「特に何も言われていなかった」という後半からの出場で早くも順応を感じさせる活躍ぶりだった。
そのなかで、チームも勝利。「前半、難しい流れのなかでしっかりと0-0で折り返せたので、逆に後半から自分たちの攻める時間を増やして1点をとって勝てたのかなと思う」と振り返り、チームの狙いや味方の特長理解にも「期間を重ねていって徐々に合わせていくしかない」と語った。
この試合でゴール裏のG大阪サポーターも心を掴まれた様子で、整列時に満田コールも。「認めてもらうには結果だったりが必要になってくると思うけど、今日の試合でチームの一員になるとしてはよかったのかなと思う」と話している。
G大阪はこれで勝敗を2勝2敗の五分に。このデビュー戦の調子で宇佐美に続いて攻撃を活性化させられる存在となれれば、今後のG大阪にとって大きそうだ。