シュート両軍最多4本 G大阪・高卒ルーキー開幕先発デビュー「チャンスがあれだけあった中で取れなかったのが勝敗を分けた」

◆明治安田J1リーグ▽第1節 G大阪2―5C大阪(14日・パナスタ

Jリーグの33シーズン目が開幕し、「大阪ダービー」の1試合が行われ、C大阪が敵地でG大阪に5―2で快勝した。G大阪は、高卒ルーキーMF名和田我空(がく、18)が先発し、存在感を見せた。15、16日に残り9試合が行われる。2026年にシーズン移行を控えており、現行日程でのリーグ戦は今季が最後。

大阪の威信をかけた伝統の一戦で、確かな足跡を残した。神村学園(鹿児島)から加入したG大阪の18歳MF名和田が存在感を発揮。18年のMF福田湧矢(東京V)以来となる高卒新人2人目の開幕戦先発起用で躍動した。

高校時代から世代別日本代表などで大舞台を経験し「(緊張は)思ったよりはなかった」。言葉通り、両チーム最多のシュート4本を放つなど自分の色を出し、果敢に攻撃参加した。「チャンスがあれだけあった中で取れなかったのが勝敗を分けた」と唇をかんだが、堂々たるデビュー戦だった。

後半20分にベンチに下がり、大量5失点。リーグ史上4人目となる高卒新人の開幕戦ゴールはならず、「自分のチームにもたらす熱量も、もっと出せた。しっかり受け止めて、次の福岡戦に準備していきたい」と名和田。この日の光景、雰囲気、結果。プロとしての第一歩を胸に刻み、成長曲線を描く。(森口 登生)

名和田 我空(なわた・がく)2006年7月29日、宮崎・都城市生まれ。18歳。神村学園中、高でプレー。高3夏の総体準Vで、大会得点王。22年にU―16で世代別日本代表初選出。23年はU―17アジア杯でMVPと得点王で優勝に貢献した。169センチ、63キロ。利き足は右。

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