G大阪・宇佐美 今年も開幕弾だ 開幕戦は2季連続得点中「最初の流れをつかみたい」C大阪戦へ意欲
明治安田J1は14日に開幕する。G大阪は本拠地のパナソニックスタジアム吹田でC大阪と激突。2011年以来14年ぶりとなる開幕節での“大阪ダービー”に、FW宇佐美貴史(32)は意欲を燃やした。
開幕からどのクラブよりも負けられない相手を本拠地で迎え撃つ。それぞれの誇りと意地を懸けた“大阪ダービー”。G大阪の顔である宇佐美は「ダービーを意識的にモチベーションを上げていく必要はない」と自然体を貫きながらも、「どんな形であれ勝って良い形で今シーズンの最初の流れをつかみたい」と勝利への意欲をたぎらせた。
スタートダッシュは得意だ。23年は柏戦でゴール。24年は町田戦でFK弾を鮮やかに決め、開幕戦は2季連続得点中。昨季は開幕から3戦連続弾と流れに乗ったが、今年もその再現を狙う。
「前め(線)の選手なら誰しも初戦を取りたいでしょうし、僕もその中の一人。もちろんダービーで決めることができればという思いを持って挑むことは大事にしたい」
ポヤトス体制3年目で、昨季リーグ4位と力を見せたチームはさらなる上積みをキャンプから作ってきた。「開幕が迫ってきて、明らかに今週はスイッチが入った」と、宇佐美は手応えを感じている。
チームを率いるポヤトス監督は昨季主力だったFW坂本、MFダワンの流出に「(代役が)いないなと正直に思う」と本音を明かしつつも、今季新加入のMF奥抜や大型高卒ルーキーMF名和田を評価。「目の前の一試合を勝つ、全ての思いを乗せることだけが唯一できること」と開幕から全力を尽くしていく。