G大阪FW宇佐美貴史「当然、狙っています」3年連続リーグ開幕弾&2年連続C大阪撃破弾誓う
Jリーグは14日、G大阪―C大阪(パナスタ)で33年目の開幕を迎える。最終調整日となった13日、3年連続で主将を務めるG大阪FW宇佐美貴史は「明らかに今週からはスイッチが入っていた。この3日間は良い緊張感と高い熱量を持ったトレーニングで、良い積み上げができた」と鋭く目を光らせた。
見据えるのは3年連続の開幕戦ゴール、そして2年連続のC大阪戦ゴールだ。「当然、狙っています。ダービーで決めるという思いを強く持って、試合に挑む」と不敵。チームの戦術やスタイルに固執するつもりはない。「メンタル的な力で押し込みたい」と気持ちで宿敵を打ち砕く。
昨年11月中旬には右太もも肉離れを患い、天皇杯決勝・神戸戦を欠場。敗れた後はピッチに降り立ち、号泣した。「ピッチに立ってなかった歯がゆさ、ファンやチームメートに対しての申し訳なさ。神戸の選手が喜んでいる姿を見て苛立ちや悔しさもありました」。あの光景は忘れない。だからこそ「あの悔しさを晴らすために、もう1回切り替えてというか、今年やり続けるだけなんで」と前を向く力に変えた。
昨季の負傷の影響はほぼない。背番号7は今季も先頭に立ち、10年ぶりのタイトル獲得への先導役になる。