Jリーグ開幕イベントにデビュー前の高卒ルーキーが異例の抜擢。ガンバ大阪の18歳、名和田我空とは #専門家のまとめ
2025年のJリーグが2月14日に行われるガンバ大阪対セレッソ大阪による「大阪ダービー」で幕を開けます。10日に行われた「2025 Jリーグ開幕イベント」にはJ1の各チームから実績ある主力選手が出席しましたが、ガンバ大阪からは神村学園の高卒ルーキー、名和田我空選手が唯一、ルーキーとして参加しました。託された背番号38はガンバ大阪の「出世番号」。Jリーグでも今季注目される期待のホープです。
エキスパートの補足・見解
昨年のJ1リーグで4位に躍進したガンバ大阪は、ベストイレブンに宇佐美貴史選手と中谷進之介選手の2人が選出。優秀選手にも一森純選手とウェルトン選手が選ばれました。新旧の日本代表を数多く揃えるガンバ大阪は、若手の育成にも定評ありますが、開幕イベントにまだプロで実績のない高卒ルーキーの名和田我空選手を送り出したことからも、クラブの期待の大きさが見て取れます。
国内のみならず海外からも誘いがあった名和田選手に与えられた背番号38は近年のガンバ大阪の「出世番号」で堂安律選手(SCフライブルク)、中村敬斗選手(スタッド・ランス)がそれぞれルーキー当時に背負った数字。「38番はクラブからも提案されたし、自分でも意識するところだった」と名和田選手は話しました。1月7日の新加入会見では「一年目ですけど、二桁得点を狙いたい」と公言した名和田選手ですが、単なるビッグマウスではなく「簡単じゃないことは分かっています。でも僕は今までも高い目標を自分に課して成長してきた」とあえて高いハードルを設定しています。
Jリーグの長い歴史で十代が二桁得点を達成したのは過去2人のみ。名和田選手の今季に注目です。