Jデビュー前の18歳が異例の開幕イベント抜擢!! G大阪FW名和田我空、U20アジア杯落選バネに新人2桁得点へ「インパクトを残すシーズンに」
神村学園高出身プロ1年目のガンバ大阪FW名和田我空が10日、東京都内で「2025 Jリーグ開幕イベント」に出席した。Jリーグデビューを控える高卒新人が、J1クラブを代表してイベントに登壇するのは異例の抜擢。終了後、大勢の報道陣に囲まれながら取材に応じた18歳は「光栄なことだと思う。これをきっかけにいろんな選手と交流もできたし、いい機会を与えてもらった」と前向きに語った。
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神村学園高で1年時から頭角を表し、2023年にはU-17日本代表としてAFC U17アジア杯で最優秀選手に輝いた実績を持つ名和田は今季、国内外クラブの争奪戦の末にG大阪に加入。かつてMF堂安律、FW中村敬斗が背負った出世番号「38」を託され、1年目からの活躍が期待されている。
「堂安さん、中村敬斗さんのように世界に羽ばたいていきたい思いはあるし、それ以上の活躍をというのを思っている。それを超えるような選手が出てきたなと言われるように、シーズン1年目ですけど、海外には18歳からトップで活躍している選手が多いので、自分も負けじと活躍したい」(名和田)
今季の目標とするのは「2桁得点」。精度とパワーを持った一振りでキャリアを切り拓いた神村学園時代と同様に「やっぱり一発を持っているのは強みだと思うし、ゴール前ではキャンプでもそうだったけど、打てるチャンスがあったら打つようにしている。そこでインパクトを残せたら」と積極的にゴールを狙っていく構えだ。
これまで世代別の日本代表を牽引してきた名和田だが、今月中旬から始まるU-20W杯予選のAFC U20アジア杯メンバーからは落選。いまも日々連絡を取っているという親友のFW高岡伶颯(日章学園高→サウサンプトン)ら23年のU-17W杯を共に戦った選手が多数選出されている中、悔しさも胸に秘めながらのシーズン開幕となる。
再び代表に返り咲くためにも、まずはJリーグで活躍するのみだ。「もちろん悔しい思いはあるし、自分も行きたかった気持ちはある」と心境を明かした名和田は「U-20W杯につなげてくれることをまずは信じて、Jリーグで活躍することによって世界の舞台も広がってくると思うので、まずはJリーグで活躍して、U-20W杯だったり、その上だったり、上のカテゴリにどんどん選ばれる選手になれるように頑張りたい」と決意を口にした。
G大阪は14日、“金J”開催の大阪ダービー・C大阪戦で開幕を迎える。高校年代で数々の“負けられない試合”を経験してきた名和田だが、プロデビューへのモチベーションは格別だ。「その時の試合とは全く違うと思っていて、プロの舞台は熱いサポーターだったりいろんな人が注目してくれるので、こういう舞台で結果を残してこそ上に行ける。インパクトを残すシーズンにしたい」と闘志をたぎらせた。