【G大阪】遠藤、天皇杯・広島戦のポイントは先制点と前線の連動性 スポーツ報知 12月28日(月)22時14分配信

G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(35)が、29日の天皇杯準決勝・広島戦(ヤンマースタジアム長居)のポイントに先制点と前線の連動性を挙げた。28 日、チームは大阪府吹田市内で調整。遠藤はJリーグのチャンピオンシップ決勝で1分け1敗と敗れ、連覇を阻まれた広島との再戦に「相手は点を取ったら(守備が)ベタ引きしてくるので、先にこちらが点を取りたい。守備は固いので、点を取るために連動して3、4人が動き出して崩したい」とイメージを膨らませ た。

攻撃の鍵を握るのは左サイドMF宇佐美、トップ下MF倉田、そして遠藤だ。勝利した準々決勝・鳥栖戦、前半26分に宇佐美が決めた先制点の場面では、3 人が見事に連動してゴールを演出。倉田が中盤の低い位置まで下がると、遠藤が入れ替わるようにトップ下へ。その遠藤にマークが向いた一瞬の隙に宇佐美が DFラインの裏をつき、倉田のロングパスを受けて得点した。

宇佐美は「ヤットさん(遠藤)が気を使ってくれるので、2人(宇佐美、倉田)が自由に動いて1人(遠藤)がバランスを取るという、いいポジショニングができている」と分析。倉田も「ポジションチェンジも自然とできるようになってきた」と手応えを感じ取っている。

優勝したJリーグで最少失点を誇った広島の堅守をどう崩すか―。G大阪が天皇杯連覇への最大の関門を迎える。

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