南葛SCの45歳MF稲本潤一が現役引退を発表。クラブ、代表で多大な功績を残した日本サッカー界のレジェンド
W杯には3大会連続で出場
1979年9月18日生まれ、鹿児島県出身。ガンバ大阪のアカデミー育ちで、97年に当時史上最年少でJ1デビューを果たす。99年には、いわゆる“黄金世代”と呼ばれたチームでワールドユース準優勝を果たし世界を驚かせた。
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2001年にはイングランドに新天地を求め、アーセナル、フルアム、WBA、カーディフでプレー。その後はトルコのガラタサライ、ドイツのフランクフルト、フランスのレンヌと欧州クラブを渡り歩いた。
2010年にJリーグに復帰し、川崎、札幌、相模原で活躍。22年から南葛に籍を置き、3季目の2024年シーズンが現役ラストイヤーとなった。
日本代表では02年日韓、06年ドイツ、10年南アフリカと三度のワールドカップに出場。なかでも日韓大会ではベルギー戦で逆転ゴール、ロシア戦で決勝点を挙げ、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。
クラブでも代表でも多大な功績を残した日本サッカー界の45歳レジェンドが、ついにスパイクを脱ぐ。
以下は稲本のコメント。
「このたび、今シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。
南葛SCという素晴らしいクラブでキャリアの最後を迎えることができることを、大変誇りに思っています。この3シーズンでJFL昇格を果たせなかったことは、心残りであり、ファンや関係者の皆様には申し訳ない気持ちもあります。
しかし、クラブオーナーである高橋先生が掲げる「アジアチャンピオンズリーグ制覇」という大きな目標に向けて、自分もまた新たな形でサッカー界に貢献し、その目標達成のために力を尽くしたいと考えています。これからのキャリアの中で、もし再び南葛SCから必要とされる機会があれば、その時は全力で力を貸したいと思っています。
このクラブで過ごした3シーズンは、私にとってかけがえのない時間でした。南葛SCを支えてくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました」



