【データが語る】川崎F18歳FW神田奏真が初ゴール 宇佐美、大迫、堂安らに続くアジア年少弾
<アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):ブリラム0-3川崎F>◇26日◇東地区1次リーグ第5戦◇ブリラム
アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で、川崎フロンターレのU-19日本代表FW神田奏真(18)が、敵地で行われたブリラム(タイ)戦で公式戦デビューを果たし、初得点をマークした。
18歳以下のゴールは日本史上6人目。過去5人のうち3人が日本代表としてFIFAワールドカップ(W杯)に出場しており、神田にも今後のさらなる活躍が期待される。
18歳10カ月28日での大会初ゴールは、再編前のACL本大会を含め、日本選手歴代5位の年少記録。最年少はG大阪のFW宇佐美貴史が09年5月20日のFCソウル戦でマークした17歳14日となっている。
2位が広島のMF東俊希が19年に記録した18歳7カ月12日。24歳のMFはA代表の経験はないが、優勝を争う広島でフル稼働し、存在感を増している。
次いでFW大迫勇也(現神戸)が鹿島時代の09年に18歳10カ月0日、MF堂安律(現フライブルク)がG大阪時代の17年に18歳10カ月9日でアジア初ゴール。この年少ゴール記録の上位には新旧の日本代表の主力が並び、もれなく所属クラブで飛躍を遂げている。
神田は今季、静岡学園から川崎Fに加入。U-19日本代表の背番号9で、28年ロサンゼルス・オリンピック(五輪)でもエースFWとして期待される逸材だ。今夏のパリ五輪では、A代表への「登竜門」になりつつあるトレーニングパートナーを務めた。ちなみに、過去の五輪トレーニングパートナーには、その将来性が期待されたDF冨安健洋、FW小川航基、MF藤田譲瑠チマらがいる。
◆日本選手のACLE年少ゴール(18歳以下)
17歳0カ月14日 宇佐美貴史(G大阪)09年5月20日 FCソウル戦
18歳7カ月12日 東俊希(広島)19年3月12日 メルボルンV戦
18歳10カ月0日 大迫勇也(鹿島)09年3月18日 上海申花戦
18歳10カ月9日 堂安律(G大阪)17年4月25日 アデレードU戦
18歳10カ月28日 神田奏真(川崎F)24年11月26日 ブリラム戦
18歳11カ月12日 カレン・ロバート(磐田)04年5月19日 BECテロサーサナ戦