G大阪、宇佐美の復活弾2発で万博ラストゲーム飾り天皇杯準決勝へ J1王者広島も4強進出 GOAL 12月26日(土)17時8分配信

26日に天皇杯準々決勝が行われ、15時キックオフの試合ではガンバ大阪がサガン鳥栖を、サンフレッチェ広島がFC東京をそれぞれ下して準決勝進出を果たした。

来シーズンから新スタジアムに移るため、Jリーグ開幕以来22年間本拠地としてきた万博では勝っても負けてもこれがラストゲームとなるG大阪。そのラストを飾る試合で主役となるのは、やはりこの男しかいなかった。

26分、倉田からのロングボールを受けて前線に走り込んだ宇佐美が、右足でのワントラップから間髪入れず左足シュート。GKのタイミングを外す素早い動作からの先制点は、宇佐美にとって実に9月26日以来3カ月ぶり、15試合ぶりの得点となった。

だが後半には鳥栖も反撃に転じ、62分には同点に追いつくことに成功する。左サイドのペク・ソンドンから逆サイドへの長いクロスに吉田が追いつき、足を伸 ばしてダイレクトで折り返すと、GK東口がこのボールをキャッチしきれずニアを抜かれてしまう。ゴールライン手前にこぼれたボールに最後は早坂が飛び込ん で1-1とした。

しかし86分、2日前に長女が誕生したばかりの宇佐美がまたも魅せる。倉田、長沢とつないだボールをゴール正面で受けるとすかさず左足を一閃。強烈なシュートをゴール左に突き刺してG大阪が2-1とリードを奪い返した。

その直後にも交代出場の長沢がまたも良い仕事をして試合を決定づけた。左サイドからの縦パスを受けてゴール前への抜け出しを図ると、トラップが長くなり ボールを失うかに見えたが、GKとの間に体を入れようとした菊地の対応が甘くなってしまう。諦めずボールを追った長沢が奪い返し、勝利を決定づける3点目を流し込んだ。

もう1試合の準々決勝ではFC東京とJ1王者広島が対戦。前半に東のゴールでFC東京が先制するも、66分にはその東の退場でFC東京は10人に。広島は 浅野がまたしても交代出場からゴールを決めて試合を延長に持ち込むと、103分にも再び浅野が決勝点を奪い、リーグとの2冠に向けて一歩前進を果たした。

この結果、29日に行われる準決勝は浦和レッズ対柏レイソル、G大阪対広島の2カード。勝利を収めた2チームが元日の決勝へと駒を進める。

Share Button