【天皇杯】G大阪9大会ぶりV王手 劇的弾の坂本一彩「負けちゃいけない」神戸と関西勢で決勝
<天皇杯:横浜2(延長)3G大阪>◇準決勝◇27日◇パナスタ
ガンバ大阪が2つの劇的弾で4大会ぶりの決勝に進んだ。
120分の死闘の末、PK戦突入と思われた延長後半終了間際。途中出場のFW坂本がFW宇佐美のパスに抜けだし、左足で決勝ゴールを生んだ。
プロ3年目は「何か起こしたいと思っていた。自分のよさを出せた最高の形」と喜ぶ。今季リーグ戦ではここまで年間自己最多7得点を挙げており、大舞台で勝負強さを発揮した。
もう1つの劇的弾は1点を追う後半終了間際、DF中谷が生んだ。クロスを頭で合わせての起死回生に「しびれた。まじで震えた。(幸運を)持ってるな」。中谷は今季リーグ戦3得点のうち、2点を後半終了間際に決めていた。
主要タイトル9つを獲得してきたG大阪は、その最後が15年度の天皇杯。9大会ぶりの栄誉に、宇佐美は「10個目がほしい」。関西勢対決となる決勝へ、坂本は「負けちゃいけないでしょ」と気を引き締めた。