【天皇杯】横浜の今季国内無冠が決定 延長後半終了間際にG大阪に決勝点許す

<天皇杯:横浜2(延長)3G大阪>◇準決勝◇27日◇パナスタ

横浜Fマリノスは7大会ぶりの決勝進出と、11大会ぶりの優勝を逃した。延長後半終了間際にガンバ大阪に勝ち越しを許し、今季国内の無冠が決まった。

ジョン・ハッチンソン監督は、無念さをにじませながら「J1で最高レベルの試合を互いに見せられた。結果は本当に悔しい。両軍が全てを出し合った結果、このような素晴らしい試合できた」と振り返った。

G大阪に先制されながら、前半のうちに同点に追いつき、1-1で迎えた後半43分、FWアンデルソン・ロペスがシュートを放ち、こぼれ球にDF松原が一時は勝ち越しとなるゴールを挙げたが、その直後に失点。失意のまま延長戦に突入し、再び同後半終了間際に失点し、涙をのんだ。

MF植中は「(自分のプレーが)ゴールにつなげられず、悔しい。(敗因は)詰めの甘さが出たと思う。気持ちを切り替えないといけない」と、無念の表情を見せた。

アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の中国遠征から中4日での強行日程。ハッチンソン監督は「タイトな日程の中で日本協会、Jリーグにもう少し、配慮があってもいいかなと思う」と複雑な思いを吐露。無冠に終わった現実には「悔しい気持ちでいっぱい。今季はまだ終わっていないが、タフなシーズンだった。これをやっていかないといけない」と話した。

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