【FCソウル 1-3 G大阪　ACLベスト16 1stレグ】

ガンバ大阪は20日に開催されたACLベスト16の1stレグ、韓国のFCソウルとアウェイで対戦した。

グループステージを1分2敗というスタートを切りながら3連勝で奇跡のラウンド突破を果たしたG大阪は、この日もパトリック＆宇佐美貴史の2トップで試合に臨む。

11分、遠藤保仁のクロスを相手GKがキャッチしそこねたところを岩下敬輔が詰めるもチャンスとはらなず。25分にはFCソウルがチャ・ドゥリのクロスから最後はキム・チウが狙うも大きく枠を外れた。

ここまで膠着した展開が続いていたが、G大阪は最大のピンチを迎える。35分、右サイドでドリブルを仕掛けたチャ・ドゥリのクロスにコ・ミョンジンがあわせるが、シュートはわずかに枠をそれて失点を免れる。

その後も両チーム大きな見せ場もなく、0-0のまま前半は終了する。アウェイゴールが欲しい長谷川健太監督はハーフタイムで大森晃太郎に代えて倉田秋をピッチに送り出した。

後半最初のシュートはFCソウル。55分、パク・ヨンウがミドルシュートを狙うも得点には至らず。

後半も一進一退の攻防が続いたが、先制点を奪ったのはG大阪。62分、藤春廣輝のクロスに宇佐美がダイレクトであわせてゴールネットを揺らした。

ホームで負けられないFCソウルは73分、途中出場のモリーナがFKでゴールを狙うもGK東口順昭の正面。

ピンチを凌いだG大阪には待望の追加点が待っていた。左サイドを突破した藤春のクロスにファーサイドで待っていたDF米倉恒貴がボレーを放つとGKユ・サンフンの手を弾き、ゴールネットを揺らした。

2点のリードを得たG大阪だが攻撃の手を緩めない。86分、遠藤のパスを受けた宇佐美がドリブルで仕掛けると左足を一閃。強烈なシュートを突き刺した。

FCソウルは後半アディショナルタイムにユン・ジュテが見事なミドルシュートを決めるも反撃はここまで。前半は苦戦したG大阪だったが、終わってみればアウェイで3-1の勝利を収めた。

2ndレグは27日、G大阪のホーム万博記念競技場で行われる。スコア次第では負けても勝ち上がれるG大阪は、2008年に優勝したシーズン以来7年ぶりとなるベスト8進出が大きく近づいた。

【得点者】
62分　0-1　宇佐美（G大阪）
73分　0-2　米倉（G大阪）
86分　0-3　宇佐美（G大阪）
93分　1-3　ユン・ジュテ（FCソウル）