【天皇杯】横浜、今季無冠が決定 ハッチンソン監督「全て消滅してしまった…悔しい」言葉詰まる

◇天皇杯準決勝  横浜2-3G大阪(2024年10月27日 パナソニック スタジアム吹田)

横浜F・マリノスはアウェーでG大阪に延長戦の末、2―3で敗れ、17年度以来7大会ぶりの決勝進出とはならなかった。0―1から前半37分にFWヤン・マテウス(26)が同点弾、後半43分にDF松原健(31)が勝ち越しゴールを奪うも、終盤に力尽き敗退。今季主要タイトルは無冠が決まった。

ジョン・ハッチンソン監督は試合後の会見で言葉を詰まらせた。会見開始から約10秒間沈黙。振り絞って話し始めた。

「J1の最高のレベルをお互いに見せることができた試合だと思う、本当に悔しい。タイトルは全て消滅してしまった。選手もスタッフも悔しい気持ちでいっぱいだ」

最後の最後で力尽きた。2―2のまま90分では決着がつかず、延長戦に突入。延長後半まで両チームとも譲らなかったが、試合終了間際だった。中央から相手パスで隙を突かれ、最後はペナルティーエリアでGK飯倉が相手FW坂本との1対1を止められず、勝ち越しゴールを許した。

今季は既にリーグ戦の優勝を逃しており、アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)は準優勝、ルヴァン杯と天皇杯はいずれも4強止まり。今季無冠が決まったが、リーグ戦は続き、残留争いに巻き込まれる可能性がある。次戦は中2日でリーグ戦が控えており、ホームで浦和を迎える。指揮官は「ボックス内での守備をもっともっと修正して強さを出さないといけない。最後、どう(試合を)締めくくるかを含めて(練習や修正を)もっとやっていかなければいけない」と厳しい表情で語った。

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