ビッグセーブ連発!G大阪GK一森純が意識したことは「貴史からも言われたけど…」
◇明治安田J1リーグ第35節 G大阪3―2名古屋(2024年10月23日 パナスタ)
名古屋との撃ち合いとなったが、見逃せないのがG大阪GK一森純の再三の好セーブだ。「ロースコアでいけばチャンスは必ずあると思っていたし、良い時間でチームが取り返してくれた」。1点リードの前半40分には名古屋DFハ・チャンレ、FW永井の至近距離からのシュートを連続セーブ。同アディショナルタイムにもMF徳元のミドルシュートを弾き、後半早々のFW山岸のヘッドも防ぎきった。
プレーだけではなく態度でも勝利への貪欲な姿勢を示した。「貴史(宇佐美)からも“皆が戦えていないから声を掛けてやって欲しい”と言われたけど、俺もマジでそれを感じていた」。ビッグセーブした後には自らの存在を誇示するのではなく、敢えて味方へのゲキに変えた。「全然覇気が足らんし、体も動いてなかった。とにかく味方に火をつけることを意識した」。あと1歩、あと1センチ相手に寄せる執念を求めた。
次戦は天皇杯準決勝・横浜戦(27日・パナスタ)。守護神は「戦術的な修正は短いので難しいかもしれないけど、コミュニケーションで解決できる部分もある」と力を込める。より1点が重くなることが想定される中、わずかな期間で最大限できることをする。