【ガンバ大阪】川崎F戦では3連勝中。札幌戦勝利の流れとともに、敵地でも勝点3を掴む
シーズン終盤に苦しい戦いが続いたポヤトス体制一年目と異なるチームの成長と変化を、ガンバは札幌戦で証明してみせた。
1点を追う苦しい展開で、後半のアディショナルタイムに宇佐美が至宝としての輝きを見せつけ、鮮烈な逆転勝利。サポーターと一つになって相手ゴールに迫った戦いの末、リーグ戦では10試合ぶりの勝点3をもぎ取った。
「チームが勝負強くなって、戦えるチームになってきた感覚はある。残り試合は出来る限り上位を目指したい」とポヤトス監督はチームの変化にこう手応えを口にしたが、代表ウイークによるインターバルを終えたガンバが挑むのはアウェイの川崎F戦だ。
近年、川崎F相手に苦しんできたガンバだが、ポヤトス監督の就任後は3戦3勝。3試合で計9得点を叩き出し、難敵をねじ伏せてきた。
札幌戦後のインターバルでは「攻撃では、敵陣の三分の一のところや、背後の動き、3人目の関係性とかオートマティズムも含めて取り組んできた」とポヤトス監督は攻撃面の積み上げに着手。その成果を見せるべき一戦にもなる。
札幌戦で今季11得点に数字を伸ばしたエース、宇佐美を筆頭にゴールをこじ開けにかかるガンバだが、過去3試合の川崎F戦とは異なる試合の流れになる可能性もありそうだ。
「(川崎Fは)4-4-2のフォーメーションになってから、前線にフィジカル的に戦える選手を置いて、より強度の高さというところに舵を切ったのかなと思う」と話すのは宇佐美。攻撃的な4-3-3を採用してきた川崎Fだが最近の戦いでは4-4-2の布陣で戦い、決してボール保持にこだわらない戦い方を見せている。
ルヴァンカップの準決勝では新潟相手に2敗を喫しているが、4-4-2を採用後のリーグ戦では新潟に5-1、町田に4-1で勝ち切っており、やはりその攻撃力と前線のアタッカー陣には注意が必要だ。
「(川崎Fは)4-4-2のフォーメーションになってから、前線にフィジカル的に戦える選手を置いて、より強度の高さというところに舵を切ったのかなと思う」と話すのは宇佐美。攻撃的な4-3-3を採用してきた川崎Fだが最近の戦いでは4-4-2の布陣で戦い、決してボール保持にこだわらない戦い方を見せている。
ルヴァンカップの準決勝では新潟相手に2敗を喫しているが、4-4-2を採用後のリーグ戦では新潟に5-1、町田に4-1で勝ち切っており、やはりその攻撃力と前線のアタッカー陣には注意が必要だ。
町田と並んでリーグ最小失点を継続中のガンバだが、堅守の秘訣はやはりチーム全員がハードワークする戦い方にある。「チームに忠誠心を誓うこと、やるべきことをしっかりとやること」とピッチに立つ全員の献身性を求めるポヤトス監督だが、現在の川崎Fに対しては最前線の守備と動きも鍵になる。
宇佐美は言う。「切り替えの速さも必要だが、川崎Fの2トップに仕事をさせないこと。僕ら前線はなるべくいいボールを相手に蹴らせないことや、蹴られたとしても前線が下がって間伸びさせないようにしたい」。
宇佐美は言う。「切り替えの速さも必要だが、川崎Fの2トップに仕事をさせないこと。僕ら前線はなるべくいいボールを相手に蹴らせないことや、蹴られたとしても前線が下がって間伸びさせないようにしたい」。
ルヴァンカップの敗退で今季の無冠が決定した川崎Fではあるが、16日には8シーズンを率いた鬼木監督の退任を発表。当然、モチベーション高くガンバを迎え撃ってくるはずだ。とりわけ警戒が必要なのは直近のリーグ戦2試合でそれぞれ3得点中のエリソンと山田の2トップ。そして左のワイドを務めるマルシーニョだ。
また昨季までガンバに在籍した山本もダブルボランチの一角として存在感を放ち始めているだけに、その戦術眼の高さとパスには注意が必要になる。
川崎F戦を皮切りに、名古屋戦と天皇杯の準決勝が待つガンバ。難敵に勝ち切って、再加速する時が来た。
また昨季までガンバに在籍した山本もダブルボランチの一角として存在感を放ち始めているだけに、その戦術眼の高さとパスには注意が必要になる。
川崎F戦を皮切りに、名古屋戦と天皇杯の準決勝が待つガンバ。難敵に勝ち切って、再加速する時が来た。