10月5日・6日「Jリーグ勝敗」予想 「上位VS下位」6大バトルで大波乱、「勝ち切れない」首位以下5チーム、「加熱する」残留争い、新スタジアム「初戦」は
今回のtotoはJ1第33節の9試合と、J2第34節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■【画像】『サッカー批評』編集部「10月5日6日のJ1、J2」勝敗予想はコチラ↓
今節は、上位と下位の対戦が目立つ。混戦が続いたシーズンも終盤に入り、ジワジワと差が開いているが、順位が入れ替わる、差が縮まる予感が漂うカードが多い。
まずは、首位のサンフレッチェ広島と、18位のジュビロ磐田の対戦だ。予想は引き分けである。
広島にとって痛いのは、3日にアウェイでのACL2を戦うために、中2日の戦いになることだ。主力を国内に残して選手を入れ替えてはいるものの、遠征の間の指揮官不在や選手のコンディション調整など、不安材料であることは確かだ。
また、気になるのが相性の悪さだ。磐田には22勝8分27敗と負け越しているのだが、さらに磐田のホームに乗り込むと、8勝3分19敗とグッと勝率が下がる。
磐田が降格した2022年にも、ホームでは勝利したが、ヤマハスタジアムでも引き分けている。敗戦までは思い描けないが、不安材料と残留へ必死の磐田の熱意を考えれば、引き分けは十分にあり得る。
■15位・京都と11位・川崎が「下剋上」
続いては、2位ヴィッセル神戸と15位京都サンガF.C.の戦いだ。こちらは下剋上が起こりそうだ。
近年の両クラブの成績を見れば、神戸に軍配が上がりそうだが、対戦成績で上回るのは14勝3分12敗の京都。しかも、ホームでは9勝5敗と京都の優勢が明らかだ。
京都はここ2試合勝利がないが、夏場からの逆襲は多くの人が知るところ。白星を取り戻す意欲も手伝い、京都が勝利をつかみ取ると予想する。
3位のFC町田ゼルビアも、11位の川崎フロンターレに屈することになりそうだ。
今シーズン苦しんでいた川崎だが、中断期間明けからは3得点が3試合、前節には5得点と、その爆発力が戻ってきた。対照的に町田は、中断期間明けは8試合で2勝のみ。対戦相手による分析もあってか、調子が下降気味だ。
ここ2試合無得点の町田に対し、川崎は歯車がかみ合い出した印象がある。現状で上回るのは川崎だろう。
4位の鹿島アントラーズも、14位のアルビレックス新潟を相手に苦しむことになりそうだ。
鹿島にとって何より痛いのは、濃野公人の負傷離脱だ。大卒ルーキーの右サイドバックながら、前節の湘南戦では2得点するなど9ゴールを挙げる活躍ぶり。だが、その湘南戦で負傷し、右膝外側半月板損傷と診断された。治療期間は非公表だが、長期離脱となりそうだ。
対する新潟も、3連敗中。そうした状況を突き合わせると、前回対戦に続き、ドロー決着が濃厚だ。
■待望の新スタジアム初戦は「ドロー」
降格圏の19位につける北海道コンサドーレ札幌も、5位のガンバ大阪を破る可能性がある。最近の調子で明らかに上回り、G大阪にはミッドウィークに大阪ダービーを戦ったハンディもある。横浜F・マリノス相手に出場停止の3選手を欠いて臨む柏レイソルなども巻き込んで、残留争いはさらに過熱しそうだ。
J2での格差対決は3位のV・ファーレン長崎と、17位大分トリニータの顔合わせだ。
この試合は、記念すべき一戦だ。待望のサッカー専用の新スタジアムのこけら落としのゲームとなるのだ。
新スタジアムで戦うチームには発奮も予想されるが、気合いが入りすぎるあまり、空回りしてマイナスに働く可能性もある。今回迎える相手は下平隆宏監督が昨季まで率いた勝手知ったるチームではあるが、前回対決では引き分けた。これで直接対決は3試合連続引き分け、通算3勝5分3敗というドロー率の高さも鑑みて、勝点を分け合うと予想する。
今回のtotoの購入締切は10月5日で、ネット決済による公式サイトでの販売は13時50分(コンビニ決済は12時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。