「カード出せよ!」“報復キック”をめぐる際どい判定にやきもき…「普通に蹴ってるやん」「先に倒された」両者被害主張でファン紛議
【明治安田J1リーグ】ガンバ大阪0-1浦和レッズ(日本時間9月14日/パナソニック スタジアム 吹田)
どちらがファウルか、際どい判定にスタジアムが騒然とした。浦和レッズFWブライアン・リンセンがガンバ大阪DF松田陸に倒されると、倒れ際に報復行為のような形で蹴った姿が映像に映し出された。これにはファンも「普通に蹴ってるやん」「先に倒されてるけどね」と両者被害を主張する事態となった。
この試合で問題のシーンが発生したのは、ゴールレスで迎えた21分だった。攻める浦和は、敵陣左サイドでDF大畑歩夢がタッチライン際に流れてきたFWリンセンへ縦パスを入れる。
リンセンがこのボールを受けると、後方からG大阪DF松田陸が手で突き飛ばすようにリンセンを押す格好になった。これによりリンセンは倒れるも笛は吹かれず。すると今度は、リンセンがボールを足で奪おうとした際に松田の足を蹴るような動きを見せ、これを受けて松田は悶絶する事態に。
このプレーがファウルの判定となり、納得のいかないリンセンは倒れ込む松田に対して「起き上がれよ」と言わんばかりに詰め寄ると、審判が仲裁に入った。リプレイ映像が流れると、確かにリンセンが故意的に踵で松田の脛付近を蹴るのが確認できたが、リンセンは先に押されたと主張する様子で審判に抗議した。
この一連の出来事にSNSでは「リンセン報復やろ。カード出せや」「押してたやん」「報復っぽく見えたけど」「リンセンが先に倒されてるけどね」「リンセン蹴り入れたのに立たそうとする」「どうみても押してるんだよなぁ」「普通に蹴ってるやん」と納得のいかない両チームのファンの声が飛び交った。
試合は浦和が49分に関根貴大がヘディングでゴールを決め、これが決勝点となり1-0で勝利。スコルジャ監督の初陣で、約2ヶ月半ぶりの白星となった。