ヤットコーチの“申し子” 大卒新人22歳ボランチが煌めき「がむしゃらに」…逸材に新たな可能性

浦和相手に0-1で敗れたが大卒新人MF美藤倫が躍動

ガンバ大阪は9月14日、J1リーグ第30節で浦和レッズと対戦し、0-1で敗れた。これで6戦勝ちなし(2分4敗)で優勝争いは黄信号。だが、途中出場の大卒新人の22歳MF美藤倫が気持ちあふれるプレーで可能性を示した。

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ゴールが遠かった。マチェイ・スコルジャ監督が約1年ぶりに復帰した浦和の堅守をこじ開けられなかった。後半相手に先制されると、厳しいマークに遭っていたMFウェルトンのポジションを入れ替えるなど工夫を図ったが決定機まで持ち込めず。そのなかで、光ったのが美藤だ。

後半12分からピッチに立った22歳はボランチの位置に入り、アグレッシブな守備、積極的な攻撃参加、シュートも2本放った。出足の早さで相手からボールを奪い返し、気概を感じられるプレーを見せた。

「もう本当に自分は下手なので、がむしゃらにやるしかないです。もらったチャンスをまずしっかり掴み取りたくて。本当にそういう思いでがむしゃらにやりました」

元日本代表MF遠藤保仁コーチと練習を積んだ。稀代のボランチから直接指導を受けて「技術の部分がうまくなった」と胸を張る。「あとはそのなかで決め切ること」と、勝利に導けなかったことを悔やむ姿には頼もしささえ感じられた。

首位町田とは勝ち点10差。5位だが、優勝争いではかなり厳しい位置につけている。だが、関西学院大学から今季加入した背番号27のプレーは何より収穫だった。J1出場3試合目。ここから経験を積み、G大阪の新たな“心臓”へ期待が懸かる。

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