西野朗氏が古巣・G大阪を含む他クラブにハッパ「勝たしちゃいけないだろう…」
14日のG大阪―浦和戦(パナスタ)で元G大阪、元日本代表監督の西野朗氏(69)がゲストで来場した。トークショーなどを行い、その後に取材対応。今季のJリーグで躍進する初昇格組・町田の話題を振られ「勝たしちゃいけないだろう…いくら黒田監督が優秀で策士といえど」と口にした。
初昇格クラブの優勝はJ発足後なし。決して町田を否定するわけではなく、Jの歴史を担ってきた他クラブの奮起やプライドを求めた。またG大阪には「勝負強いというか、粘り強いというか、形ができてきた。和道(高木コーチ)には“重心を下げている(低いDFライン)原因はお前か”と言ったけど、今はそういう時期で、そこからまた…」と勝利を積み重ねている現在の戦い方を評価しつつ、ゆくゆくは代名詞の“超攻撃”に回帰することを希望。ナショナルダービーと称し、しのぎを削ったライバルの浦和サポーターからはトーク中にブーイングを浴びたが「火が付いてくれれば良いね」とオリジナル10同士の熱いバトルに期待した。
21年7月にタイ代表監督を退任した後はフリー。今でも監督オファーは届くが「パワーがないんだろうねぇ」と現場復帰には消極的な姿勢だった。