決勝弾のG大阪DF岸本武流「狙っていない。無欲の得点です」失点関与も終盤に大仕事
◇天皇杯準々決勝 広島1ー2G大阪(2024年9月11日 Eピース)
.G大阪が4強一番乗りを決めた。広島に2―1で勝利。勝利の立役者は“Eピース男”DF岸本武流だ。
「狙っていないです。ボールを良いところに置けたので、枠に飛ばそうという気持ちで打ったら凄く良いコースにいった。無欲の得点です。良かった」。1―1の後半34分。MFウェルトンのパスから左足ミドルでゴール左隅に流し込み、照れ笑いを浮かべた。
期するものがあった。「すごく責任は感じていました」。味方との連係が合わずに前半16分の失点に関与。先制点からわずか2分で振り出しに戻された。「取り敢えず、試合が終わってからいっぱい反省しようと思いました。まずは試合に勝つこと、結果を出すことに集中した」。ビルドアップでは苦戦したものの、守備で最少失点で凌ぎ、一つのチャンスを逃さなかった。
エディオンスタジアムのこけら落としとなった今年2月のプレシーズンでも1得点を記録。そのとき以来のピッチだったが「良いイメージは持っていた」という。チームとしては4大会ぶり4強。15年度大会以来のタイトルまでマジック「2」だ。