“天才”と評された元日本代表サッカー選手「答えがないものが好き」 引退後に歩んだ意外なキャリアを告白

元サッカー日本代表の礒貝洋光氏(55)が2日放送のMBS毎日放送「あれ見た?」(後11・56)に出演。サッカー選手引退後の意外なキャリアを明かす場面があった。

Jリーグ・G大阪では初代エースナンバー10を背負い、浦和でもプレー。スルーパスを武器に“天才”とも評されて日本代表にも選出された。29歳だった1998年に突然現役引退を表明。「次のステップへ進むのに元気なうちがいい」と当時の心境を明かした。

サッカー引退後はプロゴルファーに転向。ゴルファーへの転向は大学時代から考えていたという。「大学時代にゴルフに打ちっぱなしに行くと、当時バブル前ぐらいでおじさんたちがキレイなお姉さん連れてたから“俺もゴルフやったらモテるんじゃねぇか”と思った」とゴルファーになろうと思った些細なきっかけを話した。

サッカー選手だった時代もサッカー練習の合間にアプローチの練習をしていたという。ゴルフ転向後は国内のミニツアーでイーグルを取った時に「簡単だな」と思ったが、そこから調子に乗ってしまったようだ。

そこからサードキャリアとして43歳から「大工」に転向。転向のきっかけは知り合いからの「お前は物の大切さを知らないからつくる喜びわからないとダメだ」という言葉だった。

現在はフォースキャリアとして「農業」への転向を決断。「実家が熊本なので、向こう行くと農地があるけどやってる人が70歳を超えていて、使ってない畑とかを見ると悲しくなっちゃう」と地元九州への恩返しの気持ちから農業に挑戦中。

まだ本格的な農業は始まっていない状況だが「始めたら手がかかるし、俺ずっといれるかな?と思って…“もうちょっと雑でいこうよ”ぐらいに思ってたら完全な農家さんはそういない。だから俺はまだ失礼だな、どうしようかな…」と弱気なコメントを残した。

番組MCの見取り図・盛山から「5thキャリアいくやん」とツッコミを入れられると、礒貝氏は苦笑いを見せた。

もしこれからまたキャリアを変えるなら「芸術」や「政治」と明言。「なんとなく答えがないものが好き」と語った。

盛山から「もし戻れるならどの時代に戻りたいですか?」と聞かれると、礒貝氏は「中学生時代」と即答。「もう一度同じ人生は歩まないね。サッカーはしないね」とキッパリ言い切った。

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