【J3プレビュー】ダブルか、リベンジかー。大宮が初黒星をつけられた松本と敵地で対決!前節無敗が止まった北九州と10戦負けなしの今治の”上位対決”も | Jリーグ

【J3リーグ・プレビュー】明治安田J3リーグは9月6日から8日にかけて第27節が開催。今節の見どころを紹介する。

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前節は、首位の大宮アルディージャと2位のFC今治という自動昇格圏にいる2チームが快勝した一方で、カターレ富山とアスルクラロ沼津の”3位・4位対決”は、富山が制して3位に浮上。その他、FC琉球とカマタマーレ讃岐が3連勝を飾り、それぞれ好調を維持している。

前節同様に3日間にかけて行われる今節は、金曜日唯一のカードとしてヴァンラーレ八戸対福島ユナイテッドFCが、土曜日に7試合、日曜日に2試合が行われる中から注目カードの展望を紹介する。

最初の注目カードは、土曜日の18時にキックオフを迎える松本山雅FC対大宮アルディージャの一戦だ。

5月に行われた前回対戦では、開幕から無敗を続けていた大宮に対して、松本が初黒星をつけた因縁の一戦。そのリベンジに燃える大宮が借りを返すか、松本が昇格へ突き進む首位チームを返り討ちにするか。その行方に注目が集まる一戦となる。

ホームの松本は、前々節に富山に敗れ、4試合負けなしが途切れたが、前節は、右サイドバックのDF樋口大輝の決勝点を逃げ切って岐阜に勝利を飾り、プレーオフ圏内まで勝ち点「2」差の位置につけている。ここで首位からシーズンダブルとなれば、逆転昇格への勢いに繋がるのは間違いない。また今夏、育成型期限付き移籍でJ1のガンバ大阪から加入したMF中村仁郎が初スタメンを飾り、切れ味鋭いドリブルで存在感を示した。攻撃で新たなアクセントを加える21歳のアタッカーの活躍には今節も目が離せない。

大宮は、後半戦初戦で沼津に敗れて以降、5試合負けなしと順調に勝ち点を積み重ねており、直近では3試合無失点を維持した上で、複数得点を奪って3連勝と昇格に向けて軽快に突き進んでいる。その中で今夏、加入したストライカーたちの活躍が目覚ましい。J2のヴァンフォーレ甲府から加入したFWファビアン・ゴンザレスが、前節は移籍後初ゴールを含む2得点、前々節は徳島ヴォルティスから加入したFWオリオラ・サンデーが2ゴールと結果を残している。この夏加入した助っ人ストライカーたちは今節も相手の脅威となれるか。今節注目の存在だ。

もう一つの注目カードは、同じく土曜日の18時に幕を開ける5位ギラヴァンツ北九州がホームに2位のFC今治を迎え撃つ”上位対決”だ。

ホームの北九州は前節、福島ユナイテッドFCに0-1で敗れ、リーグ戦での無敗が13試合でストップしたが、この間にプレーオフ圏まで持ち直してきた勢いは本物だ。ここから始まるFC今治、大宮アルディージャとの連戦を制することになれば、さらに上も見えてくるだけに、今節はシーズンの分岐点となり得る重要な一戦だ。ここまでリーグ2番目の失点数の少なさを誇る硬い守備をベースに、前節は4試合ぶりの無得点に終わったチームトップスコアラーのFW永井龍や前回対戦で決勝点を沈めたMF岡野凜平ら攻撃陣にはチームを勝利に導く活躍を期待したい。

対する今治は、リーグ戦10試合無敗と好調だ。さらに前節は、今季最多の6得点とゴールを量産する快勝を飾り、昇格への勢いを強めている。前節、2得点の活躍を見せたMF横山夢樹と直近2試合で3ゴールの活躍でJ3得点ランキングトップに迫ろうとしているFWマルクス・ヴィニシウスで構成する前線の破壊力はリーグ随一。さらにサブにはFWウェズレイ・タンキという馬力のあるストライカーも控えており、前節は5試合ぶりのゴールもマーク。前回対戦では無得点で抑えられた強力な攻撃陣がそのリベンジを晴らす活躍を見せられるか注目だ。

前節上位対決を制して3位に浮上したカターレ富山は、日曜日に監督交代を敢行した奈良クラブと対決する。今節の結果を踏まえて上位争いに動きはあるか。今節もJ3から目が離せない。

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