”森保ジャパン”とも好勝負できる!Jリーグ裏日本代表

日本代表の森保一監督は北中米W杯のアジア最終予選の9月シリーズに向けた27人のメンバーを発表しました。欧州組が大半を占める中で、22歳の望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)と高井幸大(川崎フロンターレ)の二人が初招集、またアジアカップ以来となる伊東純也(スタッド・ランス)の復帰、元代表キャプテンである長谷部誠コーチの就任など、話題性のある発表となりましたが、今回のメンバーから外れた選手でも、代表招集に相応しい国内外のタレントはいるはず。

”森保ジャパン”の基本スタイルをベースとしながら、Jリーグで活躍の目立つ選手27人を選んでみました。なお、明らかな怪我やコンディションの問題などで、招集が困難と見られる選手は対象外にしています。

GKは日本代表の経験が豊富な前川黛也(ヴィッセル神戸)が鉄板ですが、安定したゴールキーピングが目をひく早川友基(鹿島アントラーズ)と攻守両面で幅広く支える小島亨介(アルビレックス新潟)を選びました。

右サイドバックは7得点を記録するなど、機動力の高さと攻撃センスが光る濃野公人(鹿島アントラーズ)、右サイドを幅広くカバーでき、センターバックもこなす中野就斗(サンフレッチェ広島)の二枚です。

センターバックはリーダーシップに溢れるディフェンスが持ち味の中谷進之介(ガンバ大阪)と空中戦にめっぽう強い荒木隼人(サンフレッチェ広島)をファーストセットとして、経験豊富で人に強い植田直通(鹿島アントラーズ)、強さとクレバーさを併せ持つ山川哲史(ヴィッセル神戸)、圧倒的な身体能力に安定感が加わってきた三国ケネディエブス(名古屋グランパス)の5人に。

左サイドバックはパリ五輪で躍動した大畑歩夢(浦和レッズ)と、新天地で縦の突破力と左足のクロスを発揮している杉岡大暉(FC町田ゼルビア)がハイレベルなポジション争いを繰り広げる。

ボランチは6枚。ボール奪取力と推進力ある攻撃参加を武器とする川辺駿(サンフレッチェ広島)と高度なテクニック、広い視野を持つ渡辺皓太(横浜F・マリノス)。さらに展開力抜群で、リーダーシップもある秋山裕紀(アルビレックス新潟)、バランス感覚と正確なボール捌き、局面でのデュエルの強さで中盤を仕切る安居海渡(浦和レッズ)、攻守にスケール感があり、4ー3ー3のアンカーも担える田中駿汰(セレッソ大阪)、もう一人は左利きで、高強度のプレーを見せる田中聡(湘南ベルマーレ)です。

森保ジャパンは4ー2ー3ー1と4ー1ー4ー1をベースに、3バックもオプションにしていますが、メンバー構成を考えて4ー4ー2に。右サイドは左利きドリブラーで、セットプレーのキッカーとしても違いを見せる紺野和也(アビスパ福岡)と前線でマルチな働きを見せる武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)、左はインサイドでもアウトサイドでも決定的なプレーができる宮代大聖(ヴィッセル神戸)と危険な動きでゴールを脅かす山見大登(東京ヴェルディ)という個性的な陣容になりました。

FWは2トップの場合と縦に並ぶ場合を想定していますが、今シーズン15得点を記録しているジャーメイン良(ジュビロ磐田)がエース候補でしょう。そしてアクロバティックなフィニッシュで話題を集める大型FWの原大智(京都サンガ)、気鋭のマルチストライカー山田新(川崎フロンターレ)、パワフルなポストプレーと迫力ある裏抜けを繰り出す木村勇大(東京ヴェルディ)、そして勝負強さと攻撃陣のリーダーシップを期待して、宇佐美貴史(ガンバ大阪)を選出しました。できれば、このチームのキャプテンに指名したいです。

最終的には27人を選びましたが、リストアップの段階では倍ぐらいの選手がおり、国内にもこれだけのタレントが揃っていることを証明しています。アジア最終予選は大事な大会で、スタートの中国戦から勝利が期待されますが、個人的には来年7月に韓国で開催が見込まれるE-1選手権が待ち遠しいところです。

もちろん、今回選んだ”裏日本代表”から今後、一人でも多く表の”森保ジャパン”に招集されることも期待したいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/expert/authors/kawajiyoshiyuki

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