G大阪・宇佐美 C大阪との“大阪ダービー”は「1試合以上の重みがある」と闘志

J1G大阪が29日、大阪府吹田市で非公開練習を行った。練習後に取材に応じたFW宇佐美貴史は今年2度目の“大阪ダービー”となるC大阪戦(31日・ヨドコウ桜スタジアム)について「1試合以上の重みがあるし、勢いを継続させるとか、流れを変えるという意味では、持ってこいの試合じゃないかと思う」と気合を込めた。

チームは勝ち点48でリーグ5位につける。直近4試合連続で引き分けだが「勝っていればもっと順位は上にいるが、負けていればもっと勝ち点も(少ない)というところで考えると、よく粘って上位にいると思う。そういう意味でも、タイミングとしても(C大阪戦は)バッチリかなと思う」と前向きに捉えている。台風10号の接近により、開催可否は練習終了時点で未定だが「できれば開催してほしい。(延期なら)日程がどうなるかは分からない。メンタル的にも1週間じっくり作ってやってきたので。でも、危険があるならなしにしてほしいけれど」と話した。

5月6日にホームで行われたC大阪戦は宇佐美の得点で1-0で勝利した。ダニエル・ポヤトス監督は「前回勝てたのはハングリー精神が前面に出た。近年は大阪ダービーで勝てておらず、(宇佐美)タカシも、絶対勝つという気持ちが前面に出た」と振り返った。特別な試合に「勝てばチームに安定性をもたらすし、自信になる。同時にファンの絆がさらに深まる。勝てば、(2位の)広島戦が次節に控える中で精神的な優位性を持ちながら、元気な状態で迎えられる」と必勝を誓った。

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