G大阪MF福田湧矢「やっぱり自分はG大阪が好きなんだな」負傷乗り越え328日ぶりのピッチ
◇明治安田J1リーグ第28節 G大阪2―2福岡(2024年8月24日 パナスタ)
G大阪MF福田湧矢(25)が昨年10月1日FC東京戦以来328日ぶりの出場を果たした。昨秋から足の違和感を感じ、今年1月に左腓骨筋腱障害で手術。その後も復帰目前で再度負傷してしまうなどアクシデントに見舞われ続けたが、同点の後半38分にピッチに立つとスタジアムが大歓声に包まれた。
「改めてサポーターの歓声を聞いて、やっぱり自分はG大阪が好きなんだなと思いました。サポーターの方々と一緒に優勝したい気持ちがより強くなる」
ポヤトス監督からの指示は福岡DFラインの「背後を取れ」だった。練習では基本的に左サイドがメーンで、この日の右サイドは半ばぶっつけだったが、できることを必死にこなした。「戻って、またケガをして、戻ってケガして…を繰り返しながらきょうを迎えた。本当に苦しい思いをしましたし、でも、その分、嬉しさがすごいある」。感謝の気持ちと喜びを体現した。
「使ってくれたことに対して感謝したいです。結果で恩返しできるように頑張りたい」。チームとしては5試合勝てていないが、積極果敢なドリブラーの帰還は追い風だ。