大幅メンバー変更のG大阪、アヤックス帰りの若武者コンビに期待 DF中野伸哉「勝ちに貢献する」
G大阪は21日の天皇杯4回戦・湘南戦(パナスタ)で大幅なターンオーバーを敢行する。3大会ぶり8強進出へ、期待が高まるのはアヤックス帰りのFW坂本一彩(20)とDF中野伸哉(21)の若手コンビだ。
前試合のリーグ神戸戦で試合終了間際に劇的な同点アシストをした坂本は「運良くシンくん(中谷進之介)に当たった」と偶然の産物を口にしたが、絶妙な背後のスペースへの抜け出しがあったからこそ生まれたゴールで状態自体は良い。7月6日・横浜戦以降は出場機会がない中野は「リーグ戦で湘南にはやられていた感じなので、守備を意識してやりたい。一発勝負なので勝ちに貢献して、その中で自分の良さを出したい」と自らのサイドを封じるイメージだ。
2人は7月下旬に10日間ほどクラブ提携をするアヤックスの練習に参加。U―23チームでの活動がメーンだったが、現地では練習試合にも出場した。プレー強度の高さを感じたという坂本。基本的に1対1のシーンが多かったという中野は守備への自信を深めるだけではなく「前への意識が高い。センターバックや後ろの選手でもどんどんボールを前に付ける」と攻撃の起点になる意識も高めた。
若い力で攻守を活性化させ、公式戦4試合勝ち星がないチームに勢いをもたらす。