宇佐美の強烈シュートはゴールならず…G大阪、上位追走へ手痛い連続ドロー。柏もGK一森の牙城崩せず3試合未勝利

明治安田J1リーグでは11日、第26節の柏レイソルvsガンバ大阪が行われた。

ここまで7勝9敗8分けで15位に位置する連敗中の15位・柏。前節の浦和レッズ戦は悪天候により試合が中止となり、同クラブにとってはこれがリーグ戦再開後の初戦となる。3試合ぶり白星に向けては、今夏パリ五輪に参戦していたU-23日本代表の関根大輝と細谷真大、鹿島アントラーズから加入した垣田裕暉が先発メンバーに入った。

【順位表】J1リーグ

一方、ここまで13勝6敗6分けで3位につけるG大阪は、リーグ再開初戦となった前節のFC東京戦をゴールレスドローに終えた。今節に向けては同試合から先発メンバーを4人変更。ダワン、坂本一彩、ウェルトン、イッサム・ジェバリに代わって、ネタ・ラヴィ、山田康太、倉田秋、出場停止明けの宇佐美貴史がスタメン入りを果たした。

試合は開始1分にホームの柏がチャンスを迎える。持ち前のフィジカルでロングボールを収めた細谷がボックス左手前からカットインし、右足シュート。GK一森純が弾いたところを山田雄士が詰めるも、黒川圭介の好守に阻まれた。

いきなりゴールを脅かされたG大阪も6分、鈴木徳真のスルーパスを受けた宇佐美貴史がボックス左で仕掛け、左足を強振。強烈なシュートがクロスバーを叩くと、ゴールラインを割ったかに思われたが、VARの確認の結果、ゴールは認められなかった。

スコアレスのまま時間が経過すると、前半終了にかけてG大阪がゴールに迫る。36分に宇佐美がボックス左から強烈なシュート、38分には黒川、宇佐美、山田康太とつなぎ、相手DFの股を抜いてゴール前左に侵攻してシュートを放つも、どちらもGK松本健太に防がれる。

後半に入ると、柏は前半に足を痛めていた関根に代えて、片山瑛一を投入。すると51分、その片山がボックス右手前からエリア内にパスを送り、これを細谷が収めると強引にシュートまで持っていくが、GK一森が立ちはだかる。

後半立ち上がり以降も柏ペースで試合は進む。70分、マテウス・サヴィオのスルーパスに抜け出したジエゴがボックス左に侵攻し、並走していた途中出場の木下康介にラストパス。しかし、シュートはまたしてもGK一森のブロックに遭い、この牙城を崩すことができない。

その後も柏が終盤まで攻勢を続ける展開も最後まで両者にゴールは生まれず、試合終了。勝ち点1を分け合い、G大阪は上位追走へ手痛い連続ドロー。柏は3試合未勝利となっている。

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