24歳ながら欧州4カ国を渡り歩いてきた中村敬斗のキャリアの転機とは「2部で成功しなかったら終わりだと思っていた」 | 内田篤人のFOOTBALL TIME

【国内サッカー・ニュース】DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #194』では、日本代表の中村敬斗がゲストとして初登場。24歳ながら欧州4カ国を渡り歩いてきた若きアタッカーのキャリアを紐解いた。

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現在24歳の中村は、中学生の頃から在籍していた三菱養和SC出身。高校2年生の頃には世代別日本代表としてFIFA U-17ワールカップに出場し、4試合で4ゴールと活躍したことで国内外から注目を集める存在となった。

2018年にはガンバ大阪に入団。Jリーグデビューから1年半後には、オランダのFCトゥウェンテへ期限付き移籍し、初の海外挑戦を決断。欧州に渡った後は、ベルギーのシント=トロイデンVV、オーストリアのFCジュニアーズやLASKリンツを経て、昨季より伊東純也が所属するフランスのリーグ・アンに所属するスタッド・ランスへ移籍し、欧州5大リーグへステップアップした。

24歳ながら欧州4カ国を渡り歩いてきた異色のキャリアを持つ中村だが、最初は思うような結果を残せずに苦しんだ。「シント=トロイデンで半年間出られなかったけど、僕はヨーロッパに残りたかった。レンタル移籍だったので、ガンバに戻るという選択肢もあったけど、もうちょっと挑戦したいと思った」という理由で、その時に唯一オファーをもらったFCジュニアーズというオーストリア2部リーグへの移籍を決めた。

FCジュニアーズは、その後に在籍することになるLASKリンツのセカンドチーム。当時、「よかったら(トップチームのLASKリンツに)上げるよとは言われていた」と明かし、2021年の夏にはLASKリンツへ完全移籍で加入。加入2シーズン目の22-23シーズンにはリーグ戦で14得点7アシストと結果を残し、欧州5大リーグへのステップアップを果たした。

オーストリアで結果を残したことで、プロ入り前から「ヨーロッパではやりたいと思っていた」という海外への思いを抱いてきたサイドアタッカーは、「(オーストリア)2部で成功しなかったら終わりだと思っていた」という思いで欧州挑戦を続けた結果、昨年はリーグ・アン挑戦や日本代表デビューとキャリアの扉を大きく動かすキッカケになった。

そんな異色のキャリアを知ったMCの内田篤人氏は、「いやー、ガッツあるわ。僕に若い選手とかが『海外行きたいんですよ』と言ってくるんですけど、まずマーケットに載らないと話にならないからどこでも行けばと思うんだけど、(中村が)それぞれの国に躊躇なく、飛び込んでいけるのは凄いと思うわ」と若きアタッカーの”挑戦心”に深く感心していた。

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