G大阪MFネタ・ラヴィが明かすパリ五輪イスラエル代表チームとは「彼は黄金世代の中でもベスト」
決勝トーナメント進出を決めたパリ五輪日本代表は30日(日本時間30日28時キックオフ)、1次リーグ第3戦イスラエル代表戦を行う。同戦で大量失点しなければ1位突破。一方、48年ぶり五輪出場のイスラエルも逆転突破を虎視眈々と狙う。そんな大一番を前に、G大阪のイスラエル代表MFネタ・ラヴィが取材に応じた。
現イスラエル代表はアルゼンチンで開催された23年U―20W杯で3位に躍進した“黄金世代”が中心だ。同大会の1次リーグではU―20日本代表も撃破した。すでにDFロイ・レビボやFWドール・ターゲマンらA代表でもプレーしている選手も多く、その中心にいるのが“至宝”MFオスカー・グローフ(20=ザルツブルク)だ。ネタ・ラヴィは「多くの人が言う通りだ。彼は黄金世代の中でもベストな選手。トップ下でプレーし、非常にボールの扱い方が巧み。そこからゲームメークしていく」と次代を担う逸材と絶賛した。
チームのスタイルは「モダンフットボールに則っている。ボールを握る時は握る。カウンターで行ける時には行く。毎試合、相手が変わってくる中でボールを握る時もあれば、速攻で攻める時もある」という。多彩な攻撃が特徴で、また「献身的でチームのために犠牲になれる選手が多い。そういうメンタリティーを持った選手が多い」とチームワークの良さも強みだという。
パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラム組織ハマスとの軍事紛争で、現在も緊張状態が続く。マリとの初戦は警備員1000人を配置する厳戒態勢の中で行われた。その中でネタ・ラヴィは「イスラエル代表として平和の祭典に参加し、平和を求めていく」と強調し「サッカーは48年ぶりで国中が盛り上がっている。頑張って欲しいし、良い結果を残して欲しい」と日本とともに決勝トーナメント進出することを願った。