「シン君!」「おお! 覚えているよ」湘南DF吉田新が感動の再会「ユース時代から観ていた選手なので…」

ハードワークで対抗、クリーンシートでの勝利に貢献

湘南ベルマーレが敵地でガンバ大阪に1-0で勝利した試合後、ミックスゾーンで感動の再会を果たした選手がいた。湘南のDF吉田新だ。

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取材に応じている途中、吉田は後ろを通りかかったG大阪のDF中谷進之介に「シン君!」と挨拶すると、中谷も「おお! 覚えているよ。でっかくなったなぁ。当時は坊主だったのに(笑)」と笑顔で返答。緊迫したゲームのあとだったが、両者の会話は微笑ましいものだった。

吉田は小学生時代から柏レイソルのアカデミーに所属。中谷は吉田の5学年上の先輩にあたり、当時から何度か顔を合わせる機会があったという。

柏ユースから立正大に進んだ吉田は、卒業後の23年に湘南に加入。同ユースからトップチームに昇格し、日本代表歴もある偉大な先輩とJ1の舞台で再会できたことに感慨深さがあると語る。

「自分が小学生くらいの時は坊主だったので(笑)。その時の姿を覚えていてくれたのかなと。懐かしいです。シン君はユース時代から試合で観ていた選手なので、ピッチで戦えてすごく嬉しいというか…感動ですね」

吉田は前節のジュビロ磐田戦でJ1初出場を記録。G大阪戦では、左ウイングバックで先発した畑大雅の膝のアクシデントで緊急登板。最大の武器である精密な左足のキックを見せる機会はなかったが、1-0でリードするなか、相手の猛攻にハードワークで対抗し、クリーンシートでの勝利に貢献した。

わずかなプレー時間でも集中して戦い抜いたゲームを、吉田はこう振り返る。

「緊迫した展開だったけど、試合に入る準備はできていたので、すんなり馴染めたかなと。前節から試合に絡み始めて、自信を持てている部分もあります。次はどんどん自分で仕掛けて、得意の左足を積極的に振っていきたいです」

湘南の左ウイングバックでは、畑の負傷状況が分からず、小野瀬康介は7月17日の公開練習で別メニュー調整で、杉岡大暉はFC町田ゼルビアへ期限付き移籍と人材がやや不安だ。

吉田にかかる期待は小さくないはず。出番を得られれば、目に見える結果でアピールしたい。

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