札幌が浦和の猛追から逃げ切り10試合ぶり白星! 直接対決で敗れた磐田が降格圏に転落/J1第24節

2024明治安田J1リーグ第24節の9試合が20日に行われた。

最下位に沈む北海道コンサドーレ札幌が、10試合ぶりに勝ち点「3」を手に入れた。浦和レッズのホーム『埼玉スタジアム2002』に乗り込んでの一戦。37分にコーナーキックから岡村大八が先制点を挙げると、前半終了間際に鈴木武蔵が待望の今季初得点。雷雨による長い中断後、51分に駒井善成が3点目を奪って札幌がさらにリードを広げる。さらに57分、鈴木が自身2得点目を挙げて浦和を突き放す。

【ゴール動画】鈴木武蔵、札幌復帰後初ゴール!

対する浦和は新戦力の本間至恩や二田理央を投入して反撃に打って出る。77分にセットプレーで1点を返すと、81分に二田が強烈な一撃で加入後初ゴールをマークする。さらに89分、浦和が伊藤敦樹のPK成功で1点差に詰め寄る。しかし、浦和は同点に追いつくことができず、試合は札幌の4-3勝利で幕を閉じた。

首位のFC町田ゼルビアは『国立競技場』で横浜F・マリノスと対戦。前半に2点を先行されると、終盤に1点を返したものの、反撃は及ばず、町田は7試合ぶりの黒星を喫した。横浜FMは監督交代後の初戦を勝利で飾り、リーグ戦2連勝となった。

残留争いの直接対決となったジュビロ磐田vs京都サンガは、ジャーメイン良の今季13点目で磐田が先制。しかし、京都が終盤にラファエル・エリアスの加入後初得点などで2点を奪い返して逆転成功。2-1で勝利した京都が、磐田をかわして暫定的に17位へ浮上した。

2位ガンバ大阪は終盤に湘南ベルマーレの先制を許すと、反撃ならず0-1の敗戦。町田との勝ち点差は「5」のまままとなった。3連勝を飾った湘南も磐田をかわし、暫定16位に浮上した。

鹿島アントラーズはFC東京を2-1で下した。30分に名古新太郎が試合の均衡を破ると、41分に追いつかれたものの、後半開始早々に濃野公人の今季6点目で勝ち越し成功。逃げ切った鹿島は2試合ぶりの白星でG大阪と再び勝ち点で並んだ。

ヴィッセル神戸vs名古屋グランパスは、計6ゴールが生まれたシーソーゲームとなった。22分に名古屋が先制点を挙げると、33分に神戸が試合を振り出しに戻したが、54分に名古屋が稲垣祥のスーパーゴールで勝ち越しに成功する。すると試合終盤、神戸が立て続けに2点を奪って逆転。しかし試合終了間際、名古屋が稲垣のPK成功により土壇場で追いつき、勝ち点「1」ずつを分け合った。

アルビレックス新潟は松田詠太郎と小野裕二が今季初ゴールを挙げて、セレッソ大阪を相手に2点先取。試合終了間際に1点を返されたものの、2-1で勝利した新潟は3試合ぶりの白星となった。一方、C大阪はリーグ戦10試合ぶりの敗戦となった。

川崎フロンターレは敵地で柏レイソルと対戦。山田新が序盤に2ゴールを挙げて早々に2点を先行したものの、2失点を喫して追いつかれる。それでも79分に脇坂泰斗が値千金の勝ち越し点を挙げると、逃げ切りに成功した川﨑Fが7試合ぶり白星を掴んだ。

敵地でアビスパ福岡と対戦した東京ヴェルディは、38分に山見大登が挙げた1点を守り抜いて3試合ぶり白星。敗れた福岡は3連敗となった。

今節の試合結果と暫定順位表、次節の対戦カードは以下の通り。

■J1第24節

■順位表

■第25節の対戦カード

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