今のクラブに居場所なし…。今夏に移籍しないとマズイ欧州日本人選手(5)欧州ではプレーすらできず…。伸び悩む逸材

新シーズン開幕を控え、欧州各リーグの移籍市場ではクラブ間の取引が活発に行われている最中だ。意中のクラブからラブコールを受けて移籍を実現する選手がいる一方で、現所属クラブで燻り、新天地探しがマストと思われる選手もいる。今回は、今夏の移籍を決断しないと更なるキャリアの停滞を招きそうなの日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

FW:川﨑修平(かわさき・しゅうへい

生年月日:2001年4月28日

所属クラブ:ポルティモネンセSC(ポルトガル)

23/24リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト

川﨑修平がポルトガルの地で苦しんでいる。

ガンバ大阪U-23に在籍していた当時の川﨑は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでキャリアの階段を駆け上がっていた。2019年にトップチームへ2種登録されると、同年11月にはG大阪と2020年からの昇格選手として仮契約を締結。2020年8月にはJリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第3節の湘南ベルマーレ戦でトップチーム初先発&初出場を果たした。

2021年7月にはAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のタンピネス・ローバースFC(シンガポール)戦で、トップチーム初得点を含むプロ入り初のハットトリックを達成。同年8月にはポルティモネンセSC(ポルトガル)への完全移籍が決定し、川﨑の前途は明るいと多くの人が思ったことだろう。

しかし、ポルトガルで川﨑を待ち受けていたのは試練の日々だった。鎖骨骨折や膝の手術を経験し、約1年半の間にプレーできる状態だったのは半年程度。加入当初はトップチームで練習していたが、これからという時に負傷してしまったのが痛かった。

2023年1月にはヴィッセル神戸に期限付き移籍したものの、明治安田生命J1リーグ(現・明治安田J1リーグ)では4試合に出場して1得点。川﨑が本調子に戻ることはなかった。今年1月に神戸を退団してからは稼働がなく、キャリアがストップしてしまっている。まずは出場機会を得るためにも、カテゴリーを問わずJクラブへの復帰も視野に入れた方がいいのかもしれない。

https://www.footballchannel.jp

Share Button