移籍失敗…? Jリーグで苦戦する欧州出戻り選手(6)帰国後の成績は散々…。今季はゴール関与なしのFW

近年、多くの選手が海外へと活躍の場を移している。その一方で、海外から日本に戻ってくる選手も多い。今夏にも本間至恩や林大地といった選手がJリーグに戻ってきた。しかし、海外でプレーしていたからといって、全員が再びJリーグで輝けるとは当然ながら限らない。今回はJリーグで苦戦する欧州出戻り選手を紹介する。(成績は「transfermarkt」参照)

FW:鈴木武蔵(すずき・むさし)

生年月日:1994年2月11日

前所属:ガンバ大阪

現所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌

今季リーグ戦成績:17試合0ゴール0アシスト

かつて日本代表でもプレーした鈴木武蔵は、海外挑戦を終えた後に2つのJリーグクラブに在籍したが、いずれも活躍はできていない。

アルビレックス新潟でプロデビューした鈴木は、V・ファーレン長崎在籍時の2018年に初のJ1リーグ2桁得点を記録すると、翌年加入した札幌でもシーズン同13得点と爆発し、2020年に満を持してベルギーのベールスホットに加入することとなった。

ベールスホット1年目となった20/21シーズンはリーグ戦26試合6得点とまずまずの成績をマークしたが、翌シーズンはわずか同1得点のみの大不振に終わり、クラブも2部に降格するなど大きな屈辱を味わった。そして2022年夏に、鈴木はガンバ大阪に加入し日本復帰を果たしている。

3シーズンぶりにJリーグへと復帰した鈴木だったが、海外挑戦前の強靭なフィジカルを活かしたストライカーぶりはあまり見られず、G大阪では2シーズンで2得点とFWとしてあまりに物足りない成績に。この影響もあり、2023シーズン後に古巣の札幌へ期限付き移籍することになった。

かつて自身の価値を証明した古巣で再び花を咲かせたい鈴木だったが、ここでもストライカーとして期待されていた働きは全くできておらず、17試合でゴール関与が0という悲惨な成績。札幌はシーズンわずか2勝と絶不調に陥っているが、その2勝は鈴木が出場していない試合で記録しており、ストレスのたまる日々が続いているだろう。1試合でも早くゴールを記録し、チームの救世主として復活する鈴木の姿が見たい。

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